2020年音楽配信売上は783億円で7年連続プラス成長、3年連続2桁増を達成
日本レコード協会は3月10日、同協会加盟全社の集計による2020年第4四半期(10月〜12月)の音楽配信売上実績を公表した。
2020年第4四半期売上は前年同期比112%の207億円となった。この結果、2020年の年間売上は対前年比111%の783億円となった。
前年に続きストリーミングが市場をけん引。「サブスクリプション/音楽」は前年比125%の507億円に伸長し、音楽配信売上全体の約65%を占める主要カテゴリとなった。なお、ストリーミング市場(589億円)はダウンロード市場(179億円)の3倍以上となっている。
- Master ringtones 1億4,800万円(67%)
- Ringback tones 10億2,100万円(85%)
ダウンロード
- シングルトラック 109億8,600万円(79%)
- アルバム 67億8,800万円(81%)
- 音楽ビデオ 1億3,700万円(70%)
- ダウンロード計 179億1,100万円(80%)
ストリーミング
- サブスクリプション/音楽 506億9,700万円(125%)
- サブスクリプション/音楽ビデオ 19億2,100万円(147%)
- 広告収入/音楽 24億2,200万円(156%)
- 広告収入/音楽ビデオ 38億8,500万円(119%)
- ストリーミング計 589億2,400万円(127%)
- その他 2億5,000万円(115%)
2020年年間の音楽配信売上は、783億円(対前年比111%)となり、プラス成長を7年連続に更新し、3年連続の2桁増となった。
これにより、先月発表の2020年音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産金額1,944億円と、同年音楽配信売上783億円の合計は2,727億円(対前年比91%)となり、音楽ソフト(パッケージ)と音楽配信(デジタル)の比率は71:29となった。