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スペースシャワーネットワーク、2021年3月期通期は赤字転落と予想

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スペースシャワーネットワーク

スペースシャワーネットワークは3月26日、2021年3月期(2020年4月1日〜2021年3月31日)の通期連結業績予想および配当予想を発表した。た、役員報酬減額を決定したことも併せて発表した。

2021年3月期通期の業績について、同社グループは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の動きにより、ライブハウス・コンセプトカフェの営業縮小や、ライブイベントの延期・中止が相次ぎ、段階的な再開の後も、各業界団体のガイドラインに従った時短営業やイベント開催規模の縮小を継続しており、依然として厳しい経営環境が継続している。

以上の結果、同社グループの2021年3月期通期の売上高は117億2,900万円(前期比25.5%減)となる見通しとした。また、各段階利益については、営業活動の減少に伴う販売費及び一般管理費の抑制のほか、雇用調整助成金など各種助成金の受給による営業外収益の計上、持分法適用関連会社 GROVEの全株式をAnyMind Groupへ譲渡することに伴う特別利益の計上を見込んでいるが、売上高の減少による影響を吸収することはかなわず、営業利益は5億2,000万円の損失(前期比6億2,400万円の減少)、経常利益は2億7,800万円の損失(前期比4億4,400万円の減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は、上記特別利益の計上に加え、繰延税金資産の回収可能性見直しに伴う法人税等調整額の計上を行い、2億5,000万円の損失(前期比3億2,800万円の減少)となる見通しだ。

また、期末配当予想は、配当政策に基づき総合的に検討した結果、1株当たり10円とする。

そして、今般の同社グループを取り巻く厳しい経営環境を鑑み、代表取締役会長、代表取締役社長、常勤取締役の報酬を、月額報酬の10%〜25%減額する(対象期間:2021年4月より当面の間)とのこと。