オンキヨー、債務超過23億円の見込み 上場廃止へ
オンキヨーホームエンターテイメントは3月31日、2021年3月期(2020年4月1日〜2021年3月31日)の通期連結業績予想を発表した。
売上高は88億3,000万円(前年の売上高は218億800万円)、営業損失は40億6,000万円(前年の営業損失は53億4,600万円)、経常損失は45億2,000万円(前年の経常損失は56億6,800万円)、親会社株主に帰属する純損失は59億8,000万円(前年の親会社株主に帰属する純損失は98億8,000万円)を見込む。
同社グループは、経常損失が継続しており、取引先に対する営業債務の支払遅延が生じていた。当期純損失の見込みから結果として債務超過解消のための不足額が23億1,900万円残ることとなり、東京証券取引所ジャスダック市場の上場廃止基準に抵触する見込みとなった。
同社株式については、3月31日より監理銘柄(確認中)指定となり、2021年6月25日開催予定の定時株主総会後に提出予定の有価証券報告書により、東京証券取引所が同社の決算内容について上場廃止基準に抵触していることを確認した上で、整理銘柄に1ヵ月程度割り当てられた後、2021年7月末頃に上場廃止となる見込みだ。