ヤマハとDAZN、より多くのファンへスポーツの興奮を届ける「For The Fans Project」を始動 リモート応援アプリを活用したイベントを多数開催
ヤマハは、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」とともに、さまざまな事情でスタジアムに行って応援することができないスポーツファンをサポートし、多様な環境にいるより多くのファンにライブスポーツの興奮と楽しさを提供することを目指したパートナーシッププロジェクト「For The Fans Project(フォー・ザ・ファンズ・プロジェクト)」を4月15日よりスタートする。
ヤマハは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴って多くのスポーツイベントの活動が制限される状況下、リモート応援を楽しめるアプリ「Remote Cheerer powered by SoundUD」(以下、Remote Cheerer)のベータ版を2020年5月にリリースした。スマートフォンからボタンをタップすることで、自宅などの離れた場所からでもスポーツ中継を観ながら歓声や拍手をスタジアムに届けることができるサービスとして、これまでにサッカー、野球、バスケットボールなどの約500試合で採用され、延べ1億回以上の応援を会場に届けてきた。2021年2月からは新機能「トークルーム」を搭載したアプリの提供を開始。「トークルーム」を立てて実況や解説、雑談などの音声トークを配信したり、それを聴いて他のファンと交流しながら試合観戦を楽しんだりできるインタラクティブなリモート応援体験を提供している。
一方DAZNは、ダイバーシティ(多様性)・エクイティ(公平性)・インクルージョン(包括性)を推進し、より多くの方にスポーツの興奮を届けるためにさまざまな活動に取り組んでいる。
両社が目指す“ファンのために新しい形のスポーツ観戦を提供していきたい”という共通ビジョンを実現するために、このたび、パートナーシッププロジェクト「For The Fans Project」を実施する。
このプロジェクトでは、リモート応援という新しい観戦スタイルの定着を目指して、より多くのスポーツファンに新たな応援体験の機会を提供する普及施策にともに取り組みます。「YABECCHI STADIUM(やべっちスタジアム)」や「野球トレンド研究所」などのDAZNオリジナルコンテンツとのコラボレーションによるさまざまなトークルームイベントを4月後半から複数回にわたり実施するほか、多くの競技のスポーツファンが一体となれるイベントや、SNSなどと連動したプレゼントキャンペーンなども実施する予定です。イベントの実施日や実施内容については「Remote Cheerer」アプリやSNS公式アカウントで随時公開する。
当社は、今後もスポーツ界の皆様とともに、リモート応援文化の活性化と定着に取り組み、スポーツ界のさらなる発展に寄与していきたいと考えています。
DAZN Japan Investment エグゼクティブ・バイスプレジデント マーティン・ジョーンズ氏コメント
スポーツ観戦環境のさらなる発展に向けて、今回、ヤマハ株式会社が開発した素晴らしいテクノロジーとコラボレーションできることを非常に嬉しく思っています。新型コロナウイルス感染拡大の影響を未だに多くの方々が受けており、スポーツ界もその例外ではありません。スポーツはファンのみなさんがいてこそ熱狂や興奮が生まれるものだという考えは変わりません。その中で「Remote Cheerer」のようなツールが出てきたことは素晴らしいことだと感じています。またこのような発展は新型コロナウイルス感染の影響に限らず、より多様な人々にとってのスポーツ観戦を身近にするものだと考えており、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンを推進するDAZNとしては強い想いを持って取り組みたいコラボレーションの一つです。今回のプロジェクトによって、より多くの方々にスポーツの楽しさをお届けできるようになることを願っています。
ヤマハ 常務執行役 川瀬忍氏コメント
ヤマハは、音・音楽を原点に培った技術と感性で、人々の暮らしを豊かにする様々な社会課題の解決に挑戦し続けており、「Remote Cheerer」もその取り組みの一つです。今回、DAZN Japan Investment合同会社に、スポーツ観戦の世界をユニバーサルデザイン化するというコンセプトに共感いただき、新しい観戦スタイルを共に推進していけることを大変嬉しく思います。いつでも、どこでも様々なスポーツを視聴できる世界を実現されたDAZNさんと共に取り組めることは素晴らしいことで、スポーツ中継を見ているより多くの方々に「Remote Cheerer」を使っていただくきっかけとなればと考えています。今回のプロジェクトを通して、より多くの方にスポーツの力や感動を届け、スポーツ界のさらなる発展に寄与していきたいと考えています。
Remote Cheerer 統括プロデューサー(ヤマハ)瀬戸優樹氏コメント
ケガや病気で入院中の子供たち、子育てや仕事などで多忙な方、お身体の不自由な方、海外など遠方から応援されている方など、世の中にはスタジアムに行きたくても行けない方がたくさんいます。そうした方々の声援を選手に直接届けたり、ご自宅などからでもみんなで一緒に応援できる場を提供したい。「Remote Cheerer」は、“リモート応援”という言葉が一般化されていなかった時からそのような想いで開発を進めてきました。私は「最新テクノロジー×ファンの情熱」によって、世の中がよくなると信じ、これまでもVOCALOIDをはじめ、様々なサービスや技術を手掛けてきましたが、「Remote Cheerer」も同様です。この度のプロジェクトを通じて、スポーツを愛する多くの方に新しい楽しみ方を見つけていただいたり、改良・改善のご意見をお寄せいただくことで、みなさまと共にスポーツ観戦のニューノーマルをつくっていきたいと考えております。