ソニーミュージックスタジオ東京に「360 Reality Audio」対応のイマーシブサウンドスタジオが開設
ソニー・ミュージックソリューションズは、同社が運営するソニーミュージックスタジオ東京において、ソニーが新たに提案する、没入感のある立体的な音場を実現する音楽体験「360 Reality Audio」に対応したイマーシブサウンドスタジオを4月1日に開設した。
ソニーミュージックスタジオ東京は、国内での邦楽曲のストリーミングサービスが4月16日より開始された360 Reality Audioのミックスや音場確認など各種制作作業を行なうスタジオとして、いち早く対応を開始していたが、今回専用の設備を常設したスタジオを開設し、今後増加する360 Reality Audioコンテンツ制作や、その他3D音響のサウンドデザインに対応する。
イマーシブサウンドスタジオは、360 Reality Audioの理想的なスピーカー配置である球形配置にこだわり、上段スピーカーは天井から吊り下げたリング状のアタッチメントに、中段・下段のスピーカーは専用に設計を施したスタンドにそれぞれ配置し、より精度の高いレギュレーションでのモニタリングが可能となる。
また、マルチチャンネルスピーカーシステムに加え、超単焦点4K HDRプロジェクターと90インチ高精細スクリーンを組み合わせることにより、音楽コンテンツだけでなく映像も含めたイマーシブサウンドデザイン作業にも対応することができる。
ソニーミュージックスタジオ東京では、音響特性に優れた世界水準の大型スタジオとして、これまでもソニーミュージックグループのみならず、数多くの音楽レーベルの音源制作を担っていたが、CD/SACD/ハイレゾ/アナログレコードといった様々なフォーマットと同様、今後は360 Reality Audioコンテンツの制作においても最適な音作りを行なっていく。