MUSIC/SLASH、オリジナルコンテンツの配信事業をスタート 第1弾企画2本を同時発表
SPOONは、同社が運営する高音質動画配信サービス「MUSIC/SLASH」において、アーティストによるコンパクトな配信を可能にする新たな事業として「MUSIC/SLASH ORIGINAL PROGRAMS」をスタートすると発表した。このサービスによってアーティストは内容などの自由度が高く企画色が色濃い配信「マニアック」なコンテンツの配信が可能になる。
MUSIC/SLASH ORGINAL PROGRAMS(MSOP)は、アーティストによるライブ配信をよりカジュアルに実現する為に作られた「配信枠」。
MUSIC/SLASHは、新型コロナウイルスの収束が未だ見えないこの状況下において、ミュージック・エンターテインメントメコンテンツの安定的な供給を維持することが、エンタメ界における目下の課題であると考え、アーティストがもっと自由な表現ができる配信枠を提供することでこの課題を解決する目的のもと、MSOPの提供を開始する。
趣向性が極めて高いコンテンツや、マニアックな内容であっても「音楽を楽しむ」ことができるコンテンツであればMSOPから配信することが可能になる。ORIGINAL PROGRAMSと名付けたのは、MUSIC/SLASHでしか見れないという意味が込められており、番組著作などの権利に関しては製作者・出演者、著作者に帰属される。
MSOPは、これまでMUSIC/SLASHが設けていたチケット金額の最低価格設定3,850円(税込)と、視聴想定人数3,000人以上を目安に設定していた還元率と、視聴想定人数などの制限を解除した上で、MUSIC/SLASHの品質維持に不可欠な要素にかかるコストなどを見直し、チケット金額の最低価格設定を2,750円(税込)からと改訂した。ただし、配信時間はログイン待機時間と本編時間を合わせて最大90分までとなる。
またMUSIC/SLASHは、MSOP第1弾として、2本のコンテンツの配信を発表した。
1本目は日本を代表するテクノDJ KEN ISHIIのレギュラー番組「ART OF OPERATION」。世界中を踊らせてきたDJ KEN ISHIIがOperator/Navigatorとして、DJのオペレーションを徹底的に解剖するスタイルで送る全く新しいDJライブストリーミング。2020年9月4日に無料配信されたが、MSOPのひとつとして、5月22日から有料配信を開始する。
2本目は日本を代表するサックス・ソリスト宮里陽太と、日本屈指のドラマーとして知られる小笠原拓海がプレゼンターの「SOUND BOX」。普段では絶対見ることができないミュージシャン同士のセッションから、曲の完成までの「ありのまま」を送る作曲ドキュメンタリープログラムとなっており、「1時間のJAM Sessionで必ず1曲を完成しなければならない」というルールのもと、宮里陽太、小笠原拓海が楽曲制作に挑む。こちらも5月27日より有料配信を開始する。