Apple、Apple Podcastサブスクリプションを5月より開始
Appleは4月21日、Apple Podcastサブスクリプションを発表した。5月より、世界170以上の国と地域に住むリスナーは、クリエイターが厳選した多彩で魅力的な内容で構成されるプレミアムサブスクリプションに登録できる。
これにより、広告なしでリスニングを楽しんだり、追加コンテンツにアクセスしたり、新シリーズを先取り、あるいは限定で視聴できるようになる。
リスナーが楽しめるプレミアムサブスクリプションは、Tenderfoot TV、Pushkin Industries、PRX’s Radiotopia、QCODEといったインディやプレミアムなスタジオが発信するものから、NPR、Los Angeles Times、The Athletic、Sony Music Entertainmentのような業界をリードするメディアやエンターテインメントブランドが提供するものまで多彩だ。
iOS 14.5では、デザインが新しくなったApple Podcastアプリケーションを利用して、機能強化された検索タブからトップチャートやカテゴリにすばやくアクセスできるようになった。アプリでは、それぞれの番組やエピソードに美しく新しいページが用意され、ここからフォロー、視聴開始、共有が、これまでよりも簡単にできるようになった。新登場の「Smart Play」ボタンを押すと、エピソードで構成されている番組は最新エピソードから、連続番組はシリーズの最初から、自動的に再生を始められる。また、個々のエピソードをライブラリに保存しておけるようになり、オフライン再生用のダウンロードが自動的に行われるので、Podcastにブックマークをして、後でライブラリから簡単に聴けるようになる。
新登場のApple Podcasts for Creatorsウェブサイトでは、クリエイターは、Podcast番組の制作方法を学んだり、最新ニュースや新機能について知ったり、ベストプラクティスを含む詳細なガイドを探究できる。クリエイターは、新しくなったApple Podcasts Connectダッシュボードを利用することで自分の番組をApple Podcast上で簡単に管理できる。
クリエイターは、Apple Podcasts Connectを通じて、新たに用意されたApple Podcasters Programに登録することも可能だ。これにより、Apple Podcastでプレミアムサブスクリプションを設定・配信するのに必要なツールにアクセスできるようになる。このツールは、世界170以上の国と地域のクリエイターに年間2,400円で提供されるとのこと。
Apple インターネットソフトウェア&サービス担当シニアバイスプレジデント、エディー・キュー氏コメント
15年前、AppleはPodcastをより一般的なものとし、世界中の何千万というリスナーに向けて情報を伝えたり、エンターテインメントを届けたり、そしてインスピレーションを与えるようなプレミアムでオープンなプラットフォームをクリエイターたちに提供しました。そして今日、Apple Podcastは、多数のリスナーが何百万もの素晴らしい番組を発見し、楽しめる最高の場所になっています。Apple Podcastサブスクリプションを通じて、Podcast配信を次章へと牽引できることを誇りに思います。このパワフルな新しいプラットフォームを世界中のクリエイターの皆様にご紹介できるのをとてもうれしく思うと同時に、このプラットフォームを通じてどんなコンテンツが提供されるかと待ちきれない思いです。