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ぴあ、三菱地所と業務・資本提携 ライブ・エンタメと街づくりを一体化

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ぴあ

三菱地所とぴあは5月13日、業務・資本提携について基本合意したと発表した。

三菱地所は、東京・丸の内エリアや神奈川・横浜みなとみらい地区をはじめとして、街づくりを通じて、人々が交流し、新たな価値を創り出す舞台づくりを行ってきた。昨年発表した長期経営計画では、サービスやコンテンツの提供等の新たな事業を強化し、街での体験価値を向上させることを打ち出している。また、ぴあは、人々の心の豊かさをサポートする「感動のライフライン」の構築を標榜し、来年の創業50周年に向け、主力であるチケッティング事業から、興行の企画・主催、データを活用した顧客管理、自主メディアも用いたプロモーションまで、ライブ・エンタテインメントにおけるバリューチェーンの強化を進めている。

両社は、昨年開業した「ぴあアリーナ MM」で協業をスタートしたが、ライブ・エンタテイメントと街づくりの一体化を進めることを通じ、ポスト・コロナに於いて、「街に来ること、街にいることの価値」を高め、「人々のQOL(Quality of Life)向上にライブ・エンタテインメント産業が不可欠になる」との共通認識に立ち、相互の企業価値向上をさらに進めるため、業務・資本提携について基本合意に至った。

今後、業務・資本提携によって、ライブ・コンテンツ施設の経営及び運営機能やライブ・コンテンツ力、街への波及効果とデータ・マーケティングなどの強化を行い、新規の事業獲得も目指す。また、2021年度内を目途に、両社合弁による新会社設立を予定しているとのこと。

なお、ぴあが第三者割当増資により新株680,200株を発行し、三菱地所はその全株を引き受ける形で資本参加する。第三者割当増資実施後の三菱地所の株式所有割合は、4.4%となる。

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