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NexTone、20年4月〜21年3月期売上高は5期連続過去最高の更新を達成

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NexTone

NexToneは5月14日、2021年3月期の連結業績(2020年4月1日〜2021年3月31日)を発表した。

当連結会計年度の経営成績は、売上高61億2,292万円(前年同期比140.9%)、営業利益5億3,947万円(前年同期比176.5%)、経常利益5億4,001万円(前年同期比182.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益3億7,697万円(前年同期比196.9%)となった。

著作権等管理事業は、著作権管理業務については、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けたCD/映像ソフトの発売延期や、イベントにおける録音物利用の減少等の状況は発生したが、作品登録は順調に進み、大型タイトルのリリース等により録音権徴収額は前年同期比106%となった。インタラクティブ配信徴収額は、サブスクリプション型配信サービスの拡大や動画投稿サービスにおける作品特定精度の向上等が寄与し前年同期比182%、放送・有線放送徴収額は、作品の増加とレギュラー番組での利用作品の獲得が奏功し前年同期比131%、出版権徴収額は、映画関連のヒット作品の影響により前年同期比102%の増収となった。以上の結果、著作権徴収額全体で前年同期比140%と過去最高徴収額を記録した。また、他管理事業者からの過去作品1,699作品(うち、新規移管による純増1,002作品、委託範囲拡大697作品)の移管を実施した。これらの作品は、2021年4月より新たに同社で管理する、または、管理範囲を拡大するものであり、2022年3月期業績のプラス要因となることが見込まれる。

  • 2021年3月期管理作品数 221,047曲
  • 2021年3月期期中新規作品数 53,509曲

デジタルコンテンツディストリビューション業務については、取扱原盤の増加に加え、音楽配信サービス事業者と連携したプロモーション施策の実施や、ストリーミング市場の伸長、動画投稿サービスにおける収益化業務の促進等が奏功し、大幅増収となった。

  • 2021年3月期取扱原盤数 778,681
  • 2021年3月期期中新規原盤数 152,222

以上の結果、売上高は53億8,040万円(前年同期比142.3%)、セグメント利益は10億4,218万円(前年同期比151.4%)となった。

キャスティング事業は、以前より取扱いを行っていたライブビューイング・協賛コーディネート等の業務に加え、コロナ禍における新たなエンタテインメントサービスをサポートすべく、有観客・無観客ライブやドライブインコンサートにおける映像配信、生ライブ配信サービスにおける権利処理コンサルティング等を開始した。当連結会計年度においては特に下半期より人気コンテンツのライブビューイングの再開や、著名アーティストの有観客・無観客でのライブ配信サポートの実施が奏効し、大幅増収となった。以上の結果、売上高は6億5,456万円(前年同期比142.3%)、セグメント利益は5,654万円(前年同期比154.1%)となった。

2022年3月期の通期連結業績予想は売上高79億7,000万円(前年同期比130.2%)、営業利益7億3,000万円(前年同期比135.3%)、経常利益7億3,000万円(前年同期比135.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益4億6,000万円(前年同期比122.0%)を見込む。

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