スペースシャワーネットワーク、20年4月〜21年3月期は赤字転落 22年3月期は黒字見通し
スペースシャワーネットワークは5月14日、2021年3月期の連結業績(2020年4月1日〜2021年3月31日)を発表した。
当連結会計年度における連結業績は、売上高は117億6,396万円と前期比39億7,598万円減(同25.3%減)、営業損益は営業損失4億5,317万円と前期比5億5,809万円減(前期は営業利益1億492万円)、経常損益は経常損失2億202万円と前期比3億6,890万円減(前期は経常利益1億6,687万円)、親会社株主に帰属する四半期純損益は親会社株主に帰属する当期純損失2億1,081万円と前期比2億8,893万円減(前期は親会社株主に帰属する当期純利益7,812万円)の減収減益となった。
メディア・コンテンツ セグメントについて、メディア事業は有料放送収入が減少したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、番組収録などを予定通りに実施することができず、番組制作費やプロモーション費用が未消化となり、前期比で減収増益となった。レーベル・ディストリビューション事業はデジタル音楽配信売上が増加したものの、音源リリースの減少などでパッケージ販売売上が減少したことにより、前期比で減収減益となった。イベント・コンテンツプロデュース事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、同社主催の夏フェスイベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2020」が中止となるなど、ライブイベントの延期や中止が相次いだことにより、前期比で減収減益となった。アーティストマネジメント事業でもライブイベントの延期や中止が相次いだことにより、前期比で減収となった。また、ライブハウス事業及びインフィニアのコンセプトカフェ事業では店舗の休業などを実施したことにより、前期比で減収減益となった。この結果、売上高は106億1,799万円と前期比37億4,715万円減(同26.1%減)、セグメント損益(経常損益)はセグメント損失(経常損失)2億269万円と前期比3億3,418万円減(前期はセグメント利益(経常利益)1億3,148万円)となった。
映像制作 セグメントについて、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、映像制作案件の収録延期が相次いだことなどにより、売上高は11億4,596万円と前期比2億2,882万円減(同16.6%減)、セグメント損益(経常損益)は経常利益(セグメント利益)2,152万円と前期比3,744万円減(同63.5%減)の減収減益となった。
2022年3月期の通期連結業績予想は、売上高は142億3,600万円(当期比21.0%増)、営業利益は1,000万円(当期は営業損失4億5,317万円)、経常利益は4億円(当期は経常損失2億202万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億円(当期は親会社株主に帰属する当期純損失2億1,081万円)を見込む。