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クリプトン、アマチュアクリエイターによる「初音ミク」を使用したYouTube投稿動画の収益化を解禁

ビジネス 音楽業界

クリプトン・フューチャー・メディアは、自社が展開する歌声合成ソフトウェア「初音ミク」「鏡音リン」「鏡音レン」「巡音ルカ」「MEIKO」「KAITO」によって合成された歌声、および前記各ソフトウェアのキャラクター(以下「ピアプロキャラクターズ」)を使用したYouTubeへの投稿動画において、アマチュアクリエイターである動画の投稿者がYouTubeパートナープログラムに加入して収益化を行うことを、6月1日付で解禁した。

クリプトンは、2009年7月に「ピアプロ・キャラクター・ライセンス」(PCL)を公表し、非営利目的かつ無償での条件のもとで、クリエイターの皆様がピアプロキャラクターズを別途の手続きなしに利用できるようにしてきた。また、この条件に完全に合致しないピアプロキャラクターズの利用についても、具体的な利用の態様ごとに「キャラクター利用のガイドライン」を示すことで、アマチュアクリエイターの創作活動の円滑化を推進してきた。

クリプトンの「歌声合成ソフトウェア」および「ピアプロキャラクターズ」はいずれもリリースから10年以上が経過しているが、音楽、絵画、映像等の幅広いジャンルのクリエイターから、リリース当時より変わらぬ厚い支持を得ている。また、これらを利用した創作物の発表の態様の1つである「YouTubeでの動画の公表」についても、今なお衰えることのない勢いで続いている。

YouTubeの利用者は、利用資格を満たすことでYouTubeパートナープログラムへの申込みを完了することにより、様々な収益化機能を利用できる。クリプトンはこれまで「PCL」および「キャラクター利用のガイドライン」にて、この収益化機能の利用について明記してなかったが、クリエイターからの変わらぬ支持への感謝を込めて、これを明確に解禁する。ただし、クリプトン以外の第三者が著作権その他の権利を有するコンテンツを含む動画については、この対象とはならないとのこと。

なお、以下に該当する動画に「合成音声」「キャラクター」のいずれかを利用した動画は、収益化の対象とならないだけでなく、そもそものクリプトンによる利用許諾の対象とはならない。

  • クリプトン、クリプトンの歌声合成ソフトウェア、ピアプロキャラクターズのイメージを著しく損なう利用
  • 動画内で利用する著作物の著作者その他その制作に寄与した者の社会的な評価を損なうような利用
  • 公序良俗に反する利用
  • 他者の権利を侵害する、または侵害のおそれがある利用
  • クリプトンが自ら制作し公表した、またはクリプトンが制作を依頼したかのような誤解を招く動画の利用

クリプトンは「今後も、クリエイターの皆様の創作活動がより充実したものになるよう尽力いたします」としている。