電通、サインをデジタルコンテンツにしてリアルタイムでファンに届けるサービス「LIVE Sign.」を開発
電通は、スポーツ&エンターテインメント領域のDX共創プロジェクト第2弾の取り組みとして、勝利の瞬間や歴史的な一瞬など、スポーツやエンターテインメントにおける、かけがえのない「メモリアルモーメント(感動の瞬間)」に、ファンに向けて書いた価値のある「サイン」(署名)をデジタルコンテンツにしてリアルタイムでファンに届けるサービス「LIVE Sign.」(特許出願中)の開発を発表した。
LIVE Sign.は、映像に直筆でサインを書ける、新しいサインの形。コロナ禍の今、なかなか実現することが難しい「セレブリティに直接サインを書いてもらう」という行為を、デジタル上で付加価値を高めて実現できる電通独自のサービスで、タブレットに書いた「サイン描画」とサインを書く「セレブリティの様子」を瞬時に合成し、動画コンテンツ・サインデータ化することが可能。コロナ禍により物理的距離を取らざるを得なくなったセレブリティとファンに対して、「いつでも」「どこでも」「誰でも」動画でサインを提供することができる。
すでに、全日本フィギュアスケート選手権大会(2020年12月)、全日本スピードスケート選手権大会(2020年12月)、全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会(2021年1月)においてスケート選手のLIVE Sign.の収録を実施し、その動画を日本スケート連盟のTwitterアカウントより配信。総動画表示数は70万回以上となり、ファンや選手たちから高評価を得た。また、2021年5月に行われた、バレーボール男子日本代表紅白試合でも、約200名のファンにLIVE Sign.動画を配布し、高評価を得ているとのこと。
今後は、LIVE Sign.とNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を掛け合わせ、ファンとセレブリティがつながるファンエンゲージメントプラットフォームについても構想を進めていくとのこと。
「LIVE Sign.」活用例
- スポーツの試合前や試合後に、選手の「LIVE Sign.」動画を収録し、テレビ放送やデジタル配信
- 企業で活躍するアスリートから、試合前の意気込みを「LIVE Sign.」動画で社員に提供
- 憧れの選手から、子供たちに対して「LIVE Sign.」動画をリアルタイム配信で提供
- アイドルやアーティストのファンイベントで、「LIVE Sign.」を使用したサイン会を開催
- TVCM撮影の現場にて、タレントが「LIVE Sign.」でメッセージを配信し、企業のキャンペーンに活用
- さまざまな感動の瞬間に描かれた「LIVE Sign.」のサインデータを活用したグッズ展開
本年もありがとうございました。
良いお年をお迎えください。#フィギュアスケート #羽生結弦 #JSF年末カウントダウン pic.twitter.com/6teVMkYCIV— 公益財団法人日本スケート連盟 (@skatingjapan) December 31, 2020