ヤフーとLINEが二次流通市場拡大に向けNFT領域で連携、NFTアイテムを「ヤフオク!」で取引可能に
ヤフーとLINEのグループ会社であり、LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVCは、二次流通市場拡大に向けNFT事業の領域で連携することを決定した。
LINEが独自に開発したブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFTアイテムが、Yahoo! JAPANが提供するネットオークションサービス「ヤフオク!」上で今冬より取引可能となる予定。
NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)は、ブロックチェーン上で発行された唯一無二で代替不可能なデジタルトークンで、デジタルアイテムやコンテンツの固有性や保有していることを証明できる仕組み。これまで、NFTアイテムの取引には専用のプラットフォーム上での手続きが必要となるなど、参加ハードルの高さが課題としてあった。
LVCは2020年8月からLINE Blockchain上で発行されたNFTアイテム等のデジタルアセットを管理できるウォレット「LINE BITMAX Wallet」を提供しており、今年6月に同ウォレット内でNFTアイテムの取引が可能な「NFTマーケットβ」の提供を開始した。今夏に正式版の提供を予定しており、国内No.1のNFTマーケットプレイスを目指す。
今回、両社の連携により、ユーザーはLINE BITMAX Walletで管理するLINE Blockchain基盤で発行されたNFTアイテムをヤフオク!でかんたんに出品・落札できるようになる。市場価値に応じて価格が上がるオークションの仕組みを活用し、NFTアイテムをより多くの人が気軽に売買できるNFTマーケットプレイスを提供する。
また、さまざまなパートナーとともに価値あるコンテンツの流通を活性化させ、NFT領域における二次流通市場の拡大に貢献するとしている。