電通、MyAnimeList社と業務提携 ビッグデータを活用し日本アニメコンテンツの世界展開を支援
電通は、7月26日付でメディアドゥのグループ会社で世界最大級の日本のアニメ・マンガコミュニティー&データベースサイト「MyAnimeList」を運営するMyAnimeListと業務提携契約を締結したと発表した。
本業務提携により、両社はMyAnimeListのデータ基盤構築・ビジネス開発を加速させ、事業成長を支援する。また、MyAnimeListに蓄積されている日本のアニメ・マンガに関する評価やコメントなどのデータをビッグデータとして分析し、日本のコンテンツホルダーの世界展開支援のためのコンサルティングやソリューション提供を行う予定だ。なお、電通グループが同日、MyAnimeList社に出資を行っている。
MyAnimeListは、月間利用者数1,800万人、月間ページビュー数2億7,000万PV、英語圏の20-30代の男性利用者を中心に、世界240以上の国と地域のユーザーが利用する日本のアニメとマンガに特化した世界最大級のコミュニティー&データベースサイト。2004年の開設以来、25万件を超える日本のアニメ・マンガに関する情報や口コミ、ランキング等がユーザーにより収集・投稿され、海外ファンにとって日本アニメ・マンガを楽しめる、かつ新しいアニメを見つけるための重要な情報サイトとなっている。また同時に、自分自身が視聴したアニメや、購読したマンガのリスト管理ができる専用ページ(Mypage)もあり、ファンにはなくてはならないサイトとして支持されている(数値は2021年4月時点)。
近年の動画配信サービスの躍進により、日本のアニメは海外で更に注目を集めている。より多くのファンに楽しんでもらうためには、世界のファンと直接つながる場の創出や、ファンの嗜好性データを分析・活用していくことが求められている。電通は、広告・マーケティングで培ったデータ分析力・活用力、ビジネスプロデュース力、国内外のネットワークを生かし、MyAnimeList社とともに世界のアニメファンに日本のアニメをより楽しんでもらうためのサービス拡充、コミュニティーづくりを推進するとともに、日本アニメ業界の世界展開支援を行っていくとしている。