サイバーエージェント、20年10月〜21年6月期は純利益462%増 通期予想を上方修正
サイバーエージェントは7月28日、2021年9月期第3四半期の連結業績(2020年10月1日〜2021年6月30日)を発表した。
同社グループは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、中長期の柱に育てるため「ABEMA」への投資をしつつ、当第3四半期連結累計期間における売上高は4867億3,200万円(前年同期比36.1%増)、営業利益は775億1,300万円(前年同期比171.9%増)、経常利益は777億9,900万円(前年同期比173.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は330億4,400万円(前年同期比462.1%増)となった。
メディア事業は、ABEMA、Ameba等が属しており、ABEMAへの投資をしつつ、売上を伸ばし、売上高は601億7,300万円(前年同期比52.6%増)、営業損益は112億1,500万円の損失計上(前年同期間132億8,800万円の損失計上)となった。
インターネット広告事業は、インターネット広告事業本部、CyberZ、CyberACE等が属しており、広告効果の最大化を強みに、過去最高の売上高を更新し、売上高は2390億8,200万円(前年同期比17.0%増)、営業損益は181億4,400万円の利益計上(前年同期比5.9%増)となった。
ゲーム事業は、Cygames、Craft Egg、サムザップ、アプリボット等が属しており、新規タイトルが大きく貢献し、売上高は1863億3,500万円(前年同期比59.5%増)、営業損益は685億8,900万円の利益計上(前年同期比196.4%増)となった。
投資育成事業は、コーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は61億700万円(前年同期比66.2%増)、営業損益は46億300万円の利益計上(前年同期比57.1%増)となった。
その他事業は、CAM、マクアケ、ゼルビア、CyberFight等が属しており、売上高は156億9,700万円(前年同期比9.3%増)、営業損益は5億6,200万円の利益計上(前年同期比55.5%減)となった。
2021年9月期 連結業績予想(2020年10月1日〜2021年9月30日)は、売上高が前回発表から8.3%増の6,500億円、営業利益が同60.0%〜73.9%増の1,000億円、経常利益が同60.0%〜73.9%増の1,000億円、親会社に帰属する当期純利益が同53.8%〜66.7%増の400億円と4月28日公表の予想から再度上方修正した。