SPACE SHOWER FUGA、全世界に向けたデジタルディストリビューションサービスを正式にローンチ
SPACE SHOWER FUGAは、全世界に向けたデジタルディストリビューションサービスを9月1日より正式に開始した。
SPACE SHOWER FUGAは業界最先端のディストリビューションシステム、アナリティクスシステム、印税計算システムといった世界中のリスナーに最善の方法で音楽を届けるために必要なツールとサービスを提供しているFUGAと「SPACE SHOWER TV」などのメディア運営や、イベント企画運営等も行っているスペースシャワーネットワークのジョイントベンチャー。両社の機能を最大限活用し、他のディストリビューターにはないサービスを提供していく。
SPACE SHOWER FUGAの主なサービスは以下の通り。
- 契約するアーティスト・レーベルが保有するコンテンツを世界中の配信プラットフォームに瞬時に供給するディストリビューションシステム
- それぞれの配信プラットフォームの特性を踏まえたマーケティングプランのカスタマイズ
- 世界の主要拠点にいるFUGAのスタッフから配信先へのダイレクトなプロモーション
- 配信の実績や分析データを元にしたマーケティングサポート
- スペースシャワーが持つメディアの活用やイベントとの連動
こうしたサービスを提供することで、デジタルコンテンツのディストリビューターにとどまらず、アーティスト・レーベルのニーズ・意向を共有し、アーティストの価値を最大化することを多面的にサポートしていくとのこと。
日本のアーティスト・レーベルにとって音楽配信売上の拡大のためには、日本のみならず世界各国の配信プラットフォームに対して、より迅速に対応できるシステムや体制の構築と、今後一層重要度を増す海外市場に向けたマーケティング力を持つことが必須と考え、今回のサービス開始はその第一歩となる。
さらなるビジネスの拡大とサービスの進化が見込まれる音楽配信市場において、日本発の真のグローバルディストリビューションの確立を目指すとともに、事業の拡大を図っていくとしている。
スペースシャワーネットワーク 代表取締役 林吉人氏 コメント
新型コロナウイルス感染症の流行が長引く中、CD(フィジカル)販売において大きな打撃を受けている日本の音楽業界では、デジタルストリーミングの重要性がますます高まっています。
私たちはFUGAと共に、日本のインディペンデントレーベルに最先端の配信技術とサービスを提供し、グローバル市場の開拓とインディペンデントアーティストの価値の最大化に貢献したいと考えています。
INDEPENDENT IP B.V.(FUGA)CEO ピーター ファン レイン氏 コメント
インターナショナルなディストリビュータであるFUGAと日本におけるパートナーであるスペースシャワーとの間に新たに設立されたワールドクラスのジョイント・ベンチャーであるSPACE SHOWER FUGAは、互いを尊重し、文化を理解しあうことで、これまでにないサービス作ることができました。
私たちは一緒に、先進的でグローバルなディストリビューション技術と日本の音楽エンタテインメント業界における知見の真の組み合わせを提供します。
日本で「SPACE SHOWER FUGA」としての第一歩を踏み出すにあたり、このパートナーシップを推し進めたFUGAのクリスチャン・クローナーさん、スペースシャワーの山下環さん、松田香保里さんの働きは、なくてはならないものであったと考えています。