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NexTone、子会社MCJPが著作権管理する楽曲「Kizuna Piano」の収入を「国境なき医師団日本」に寄附

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「Kizuna Piano」作曲家(五十音順)

NexToneは、音楽出版社業務を展開する同社100%子会社であるエムシージェイピー(MCJP)が著作権を管理し、楽譜販売ライセンス権を有する楽曲「Kizuna Piano」(作曲:岩代太郎ほか)の収入を、「国境なき医師団日本」に寄附すると発表した。

本楽曲は、岩代太郎をはじめとする10名の音楽家が、世界中が多くの苦難に直面している今、「音楽の絆を世界中の人々と分かち合いたい」との想いを胸に作曲したリレー形式の共作となるピアノ曲で、本日より、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスが運営する楽譜データ販売サイト「ぷりんと楽譜」にて楽譜の販売が開始された。

MCJPは、本楽曲創作の趣旨に賛同するとともに、作曲家たちの意思を最大限に尊重し、同サービスにおける著作権使用料入金額の全額と、楽譜販売収入の一部を「国境なき医師団日本」に寄附することとし、今回の取り組みが「新型コロナ・ウイルス感染症治療現場の最前線に従事されている方々の一助となることを切に願っております」としている。

なお、本取組が、同社グループの2022年3月期の損益状況に及ぼす影響は軽微とのこと。

同社グループは、今後も著作者たちの意見を尊重し、権利者の意思を最大限に反映することができる柔軟な著作権管理を実現していくとしている。

主宰者 岩代太郎氏「Kizuna Pianoに寄せて」

もう何年前からでしょうか。まるで世界史のうねりが如く、「分断」の風が吹き荒れはじめました。異なる文化や価値観を排除しようとする意識の波は、時に極度な愛国主義の幻影を漂わせ、人と人の距離を少しずつ乖離させていくような違和感や疎外感を感じたものです。
そんな人類が「COVID-19新型コロナ・ウイルス」に襲われました。その猛威は瞬く間に全世界へと広がり、まるで「分断」の嵐に翻弄される人類への試練または再起を促すような機運のようです。外出自粛生活を余儀なくされている日々、インターネット上で多種多様の人々が、「音楽」をツールに心の絆を求め、分かち合っている様子を目にし、耳にする機会を数多く得ました。
今だからこそ言葉や人種の壁を越え、音楽を起点とした「絆のリレー」をスタートさせたい、との願いに導かれたのが「Kizuna Piano」なのです。
私は常日頃から、「音楽が音楽としての姿を現す為には、3つの想いが必要である」との自論を唱えています。3つの想いとは、「創り手(作曲家)の想い」「弾き手(演奏家または歌手)の想い」「聴き手(聴衆)の想い」この3つの想いが豊かに成就した時、音楽が音楽たるべき姿を現すのでは、と信じているのです。
この度の「Kizuna Piano」でも、3つの想いが豊潤な輪を世界に広げ、「音楽たるべき姿」を垣間見せてくれれば、これに勝る喜びはありません。
世界中の音楽を愛する人々へ、ささやかなギフトとして「Kizuna Piano」を捧げたいと思います。

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