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日本特殊効果演出協会が設立、業界レベルの安全教育・技術教育を提供

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炎や煙を用いて舞台やイベントを魅力的に盛り上げる特殊効果演出。業界初の試みとして、5月25日に日本特殊効果演出協会が設立。ウェブサイトを開設し、協会の活動が本格開始となった。

特殊効果業は半世紀以上の歴史がある。その源流となったのは『ゴジラ』などの怪獣映画に代表される映画の「特撮」。その後、特殊効果演出を専門とする会社が登場、現場も映画からTV、舞台からコンサート、テーマパークのアトラクションへと進化を遂げてきている。

この間、特殊効果業は、会社ごとに技術を守り伝えていく職人気質の世界であったが、技術が進化しイベントの規模も大きくなる一方で、業界は次世代を担う後継者の育成と、火薬やガスを使った演出の許可を得るための消防などとの承認申請プロセスの効率化という2つの大きな課題に直面。ワクワクと心躍る演出を安全かつ確実に実施するためには、業界規模での取りまとめが必要となり、これまで個々で活動していた業界の各社が連携し、業界レベルの安全教育、技術教育を提供することを主な目的として、協会を設立された。

今後、特殊効果は「人を喜ばせる仕事」。時代のニーズに応えながら次世代に引き継いでいくため、協会ではまず教育に注力し、最初の取り組みとして、会員が、パソコンやスマホからインターネットを通じ理解を深められるようe-ラーニングを導入するとしている。

協会概要

名称:一般社団法人日本特殊効果演出協会
代表者: 代表理事 白水久光氏(特効 代表取締役)
設立: 2021年5月
活動内容:

  • 火薬や高圧ガス等危険物を扱う特殊効果技術の安全講習、技術講習の実施
  • 特殊効果演出にともなう省庁からの承認申請に関わる情報の共有

会員:設立時点での法人会員18社

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