SMNのDSP「Logicad」が音声広告配信の機能を拡充、Spotifyとradikoへ配信開始
SMNは、同社が提供する広告配信プラットフォーム「Logicad」において、音声広告配信の機能を拡充し、音声コンテンツ配信サービスであるSpotifyとradikoへの配信を開始した。
Logicadは、広告がノンスキップ仕様のため、高い聴取率で配信することが可能。平均完全聴取率はSpotifyで約93%、radikoで約98%となっているとのこと。また、権利処理をクリアした音源や、信頼のおけるラジオコンテンツのみを有するメディア広告枠への配信を行うため、広告主のブランドを毀損しない安全性が確保された環境で広告を配信する。
さらに同社が提供するテレビ視聴データ活用広告配信サービス「TVBridge Ads」(Connected TV Data Bridge Ads)と連携した音声広告配信が可能。具体的には、国内大手テレビメーカーのテレビ視聴データと、SMNのデジタルメディアの接触データ(スマートフォン、PC上で閲覧したWebやアプリの行動データ)を基に、ターゲットの興味対象を判別し、ブランディング領域を含む商材の特性に応じた広告を配信するもの。テレビ視聴データの活用によりテレビとデジタルメディアを横断したアプローチが可能になり、新たなリーチの獲得を実現するとしている。
2020年のデジタル音声広告市場規模は前年比229%の16億円となることが見込まれたうえ、2022年の急成長を経て、2025年のデジタル音声広告市場は420億円規模に達すると予測。このような市場への広告配信拡張は、広告主の新規ユーザー獲得や幅広い層へのリーチに繋がるため、同社は、成長市場への広告枠の拡張を続け、広告主のさらなる広告効果の最大化を目指すとしている。