USEN-NEXT HD、20年9月〜21年8月期は営業利益43.4%増の大幅増益
USEN-NEXT HOLDINGSは10月14日、2021年8月期の連結業績(2020年9月1日〜2021年8月31日)を発表した。
当連結会計年度の業績は、売上高が2,083億5,100万円(前年同期比7.8%増)、営業利益が156億800万円(前年同期比43.4%増)、経常利益が147億6,800万円(前年同期期比46.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が80億4,400万円(前年同期期比63.9%増)となった。
店舗サービス事業は、コロナ禍でも底堅く推移、4Qに広告販促施策を実行も売上高が561億1,200万円(前年同期比0.1%減)、営業利益が85億9,000万円(前年同期比2.5%減)と前年対比ほぼ横ばいで着地した。
通信事業は、リモートワークや在宅勤務対応、コンテンツ配信は成長市場のユーザーニーズを捉えて、売上高が481億7,900万円(前年同期比9.5%増)、営業利益が45億3,400万円(前年同期比12.4%増)の増収増益となった。
業務用システム事業は、2Qからボトムアウトし回復傾向で推移も、売上高が189億2,500万円(前年同期比6.7%減)、営業利益が28億9,800万円(前年同期比16.0%減)の減収減益となった。
コンテンツ配信事業は、映像配信サービス「U-NEXT」の契約者数が、引き続きの巣ごもり需要を受けて前年同期比36万50,00人(18%)増の238万5,000人となり、売上高が599億5,600万円(前年同期比30.7%増)、営業利益が57億3,100万円(前年同期比667.7%増)となった。
エネルギー事業は、東京電力グループとの新施策効果もあり、売上高が279億2,600万円(前年同期比5.2%減)、営業利益が3億5,400万円(前年同期比258.6%増)と黒字幅を拡大した。
来期の業績の見通しは、売上高2,200億円、営業利益170億円、経常利益160億円、親会社株主に帰属する当期純利益85億円とした。2022年8月期から適用される新収益認識基準による減収減益影響がありつつも、売上で116億円(106%)、営業利益で14億円(109%)の増収増益を予定している。なお、収益認識基準の影響では、店舗サービス事業における他社集客メディアの販売、および通信事業におけるSaaSサービスの提供等において、売上高23億円、営業利益3億円の減少を見込んでいる。