ソニーグループ、2021年度⾒通しを上方修正 音楽分野も好調
ソニーグループは10月28日、2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日〜2021年9月30日)を発表した。
2021年度1H連結業績は、売上⾼が前年同期⽐14%増の4兆6,262億円、営業利益が同11%増の5,985億円、税引前利益が同1%減の5,663億円、同社株主に帰属する四半期純利益が同35%減の4,249億円となった。
2021年度連結業績⾒通しは、売上⾼が前回予想9兆7,000億円から2%増の9兆9,000億円、営業利益が同9,800億円から6%増の1兆400億円、税引前利益が同9,550億円から4%増の9,900億円、同社株主に帰属する当期純利益が7,000億円から4%増の7,300億円と上方修正した。
音楽分野について、2021年度第2四半期(7月〜9月)は、⾳楽制作及び⾳楽出版における増収、有料会員制ストリーミングサービスからの収⼊増加、FY20.2Qに新型コロナの影響を受けた広告型ストリーミングサービスからの収⼊増加、⾳楽制作におけるパッケージメディアの売上減少などにより、売上⾼が前年同期比18%増の2,716億円、FY20.2Qにあった海外での事業譲渡にともなう利益(59億円)、販売費及び⼀般管理費の増加、増収の影響などにより、営業利益が同7%減の506億円となった。
音楽分野の2021年度⾒通しは、映像メディア・プラットフォームにおける増収、モバイル機器向けゲームアプリケーションの売上増加、アニメ事業のライセンス収⼊の増加、ストリーミングサービスなどからの収⼊増加による⾳楽出版の増収などにより、売上⾼を前回予想1兆400億円から3%増の1兆700億円、増収の影響により、営業利益を同1,900億円から5%増の2,000億円とそれぞれ上方修正した。