WOWOW、21年4月〜9月期経常は78%減益
WOWOWは10月29日、2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日〜2021年9月30日)を発表した。
業績は、累計正味加入件数の減少に伴い有料放送収入は減少したが、テレマーケティング業務等その他収入の増加により、売上高は401億8,500万円と前年同期に比べ8億800万円(2.1%)の増収となった。営業利益はサッカー等大型スポーツコンテンツの戦略的な投下により番組費が増加したため、15億3,700万円と前年同期に比べ61億9,700万円(△80.1%)の減益、経常利益は17億8,000万円と前年同期に比べ63億2,300万円(△78.0%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億9,900万円と前年同期に比べ43億6,300万円(△77.0%)の減益となった。
従来、放送としていたセグメントであるメディア・コンテンツでは、累計正味加入件数の減少に伴う有料放送収入の減少等により、売上高は373億2,800万円と前年同期に比べ7,800万円(△0.2%)の減収、セグメント利益はサッカー等大型スポーツコンテンツの戦略的な投下により番組費が増加したこと等により、10億6,000万円と前年同期に比べ66億5,100万円(△86.2%)の減益となった。
テレマーケティングでは、外部顧客からのテレマーケティング業務等外部売上が増加したことにより、売上高は49億7,700万円と前年同期に比べ6億7,300万円(15.7%)の増収となり、セグメント利益は4億7,600万円と前年同期に比べ4億5,300万円(前年同期は2,200万円)の増益となった。
2022年3月期通期連結業績予想は、売上高を従来予想795億円から794億円、営業利益を同29億円から28億円、経常利益を同据え置きの30億円、親会社株主に帰属する当期純利益を同据え置きの20億円とした。
「UEFA EURO 2020TM サッカー欧州選手権」の大量加入による、反動解約が想定以上であったこと等に伴い、個別の売上高と利益を下方修正するものの、当第2四半期連結累計期間においてテレマーケティング業務の受託が想定を上回ったこと等から、連結業績予想の修正値は小幅にとどまる見通しとのこと。