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フェンダーミュージック、プリソーナス・オーディオ・エレクトロニクスを買収

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フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション(FMIC)は米国時間11月1日、プリソーナス・オーディオ・エレクトロニクス インク(PreSonus)との合併に関する契約を締結したことを発表した。

ルイジアナ州、バトン・ルージュを拠点とするPreSonusは世界をリードするレコーディングおよびライブサウンドのハードウェアやソフトウェアのデザイン及び製造会社で、プロのクリエイターの悩みを解決する様々な製品を展開している。

FMIC CEOアンディ・ムーニー氏は、「PreSonusチームのメンバーをFMICファミリーに迎えられることを大変嬉しく思い、両社の今後の成長を楽しみにしています」続けて「両社ともに、音楽への情熱、革新へのコミットメント、現在および次世代のアーティストにインスピレーションを与え、製品を提供したいという共通の目標に向かっています」とコメントしている。

PreSonus チェアマンであるケヴィン・クーイグ氏は、「20年間に渡って、PreSonusを支えてくださったバトン・ルージュおよびルイジアナ州の皆様に、多大なる感謝を申し上げます」続けて「PreSonusとともに歩んできた道は素晴らしいものでした。今後の展開を期待しています」と述べている。

Presonus 創業者・CSOであるジム・オドム氏は、「設立から25年以上が経った今、PreSonusの成長をサポートしてくれる適切なパートナーを見つけたと感じています」「我々は、現在そして未来のお客様に今回の提携が意味することを今後お見せできることを楽しみにしています」と述べている。

PreSonus CEOのジム・ボイトノット氏は、「PreSonusとフェンダーの共通するビジョン、音楽制作の未来に対する考え方、そして目標の根本的な一致が、この締結につながりました」と述べている。

フェンダーは75年以上にわたり、アーティストを支える製品の製造に取り組んできた。技術の進歩に伴い、人々の音楽制作やレコーディングテクニックは常に進化している。ほとんどのギターやベースを演奏者はアンプを使用し続けているが、多くの人は楽器をインターフェースに接続し、バーチャル・アンプやエフェクトを使って自分のサウンドを作る。あらゆるレベルのプレイヤーが、かつてないほど多くの時間をオンラインで過ごし、学習、練習、ジャムセッション、演奏、録音、共有のために様々な製品やテクノロジーを利用している。このような現代のワークフローは、従来のシグナルチェーンを拡大し、クリエイティブなコンテンツの収録と世界に向けての配信を含むようになった。フェンダーは、ハードウェアとソフトウェアをシームレスに統合して、ユーザーのクリエイティブな活動のあらゆるレベルにおいて、ストレスのないエンド・ツー・エンド体験を提供するエコシステムをビジョンとして持っており、PreSonusと手を組むことでそれが可能になるとしている。

1995年にジム・オドムとブライアン・スミスにより設立されたPreSonusは、手の届く価格でプロフェッショナルな音質と機能を誇る革新的なオーディオ製品をデザインする会社。その歴史の中で、PreSonusはミュージシャン、コンテンツクリエイター、プロデューサー、オーディオエンジニアに斬新な機器を提供し続けてきた。現在、PreSonusは世界をリードする、働くクリエイターの悩みを解決するレコーディングおよびライブサウンドのハードウェアとソフトウェアのデザイナー兼メーカー。

なお、本合併の成立は、米国の規制当局の承認およびその他の慣習的な完了条件を満たしたのちに成立する見込み。現時点では、FMICおよびPreSonusは引き続き個々の事業体として運営される。