第18回東京国際ミュージック・マーケット(18th TIMM)、コア日となる3日間の会期を終了
日本音楽の海外進出・音楽交流を目的とした第18回東京国際ミュージック・マーケット(18th TIMM)が、コア日となる11月1日〜3日の日程を終了した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行を受け、昨年同様オンライン開催となった今年のTIMMには、3日間累計でのべ20,000人超が来場。イベントの舞台となる特設サイト「TIMM ONLINE」では、海外バイヤー等と出展者の商談・ネットワーキングが行われ、さらには3日間で7本のビジネス・セミナーや16本の出展者・バイヤープレゼンテーションの配信、また16組のアーティストによるショーケースライブの配信を展開した。
出展者関係者や海外バイヤー・キュレーター等、またセミナー・ライブを無料で視聴できる音楽・エンタメ業界関係者向けのビジター登録者やメディアなど、業界関係者が参加するビジネスエリアには約1,000名が来場。出展者と海外バイヤー間の商談・ネットワーキングでは、例年のTIMM開催時同様、アーティストのライセンス商談や海外プロモーションなどがオンラインで活発に行われた。
また、アーカイブ視聴もできるビジネス・セミナーは、3日間で1,800回を超える視聴数が記録されるなど、参加者の関心の高さがうかがえる結果となった。
TIMM ONLINEは、一昨年までのリアル会場開催と同様のメニューをオンライン上で展開しているが、今年は商談等を更に活性化させるべくサポートツールとして、AIによる多言語自動翻訳機能の実装やログイン中のユーザー検索を可能としたリアルタイムコミュニケーション機能等を実装すると共に、これまでビジネスエリア来場者限定のコンテンツであったアーティストのプロモーションページを一般ユーザーにも公開した。これにより、TIMM ONLINEはビジネスマッチングサイトのみならず、BtoB&Cサイトとしても有効なツールとなり、日本音楽の海外展開を更にサポートしていく。