ローランド、シンセサイザー用の追加音色や拡張音源が使い放題のサブスク・サービス開始
ローランドは、フラッグシップ・シンセサイザー「JUPITER-X」「JUPITER-Xm」のサウンドや機能を強化する高品位なサウンド・コンテンツを「Roland Cloud」のサブスクリプション・サービスで提供開始し、サービス利用のためのスターター・キット「Roland Cloud Connect」を11月26日に発売する。
スターター・キット「Roland Cloud Connect」は、付属のワイヤレス・アダプターをシンセサイザーのUSB端子に接続し、手持ちのタブレット/スマホにインストールした専用アプリ(iOS/Android対応)とワイヤレスで接続。アプリでは「Roland Cloud」のライブラリから、追加音色や拡張音源の検索、試聴、インストールまで、素早く簡単に行える。
「Roland Cloud」には、今後も多数のコンテンツが追加されていくため、常に新しい音での演奏や楽曲制作で活躍する。「Roland Cloud Connect」には、ワイヤレス・アダプターに加え、「Roland Cloud」の有料サブスクリプション・プラン「Pro」(年額99USドル)が1年間無料で利用できる特典コードが同梱されている。
なお「Roland Cloud Connect」は、日本全国の楽器店や家電量販店などで購入できる。
また、「Roland Cloud Connect」の発表と同時に、「Roland Cloud」で「JUPITER-Xシリーズ」専用のボーカル向け拡張音源「Vocal Designer Model Expansion」の提供を開始。「Vocal Designer Model Expansion」をインストールした「JUPITER-Xシリーズ」に外部マイクを接続。歌いながら鍵盤を演奏することで、演奏情報を元に加工されたボーカルの音声を出力することができる。
歌声に合わせたコーラス・パートを生成し、ボーカルに厚みを出したり、特徴的なロボット・ボイスや、近年ヒップホップやエレクトロニック・ミュージックで多用される独特の機械的なボーカル・サウンドを作り出すことも可能。
また、弦楽器やクワイアなど、「JUPITER-Xシリーズ」内蔵の音色を重ねた壮大なサウンド、往年のシンセサイザー・サウンドとロボット・ボイスを組み合わせた1980年代風のサウンドなどを作り出すことで、ライブ演奏や楽曲制作で強い印象を残すことができる。
26種類のボーカル用シンセサイザー・サウンド、100種類以上のエフェクト(音声加工機能)を持つ「Vocal Designer Model Expansion」は、「Roland Cloud Connect」を購入し、特典コードを利用することで使用可能となっている。