Twitterを利用した海賊版DVD販売者を鹿児島県警が書類送検
鹿児島県警察は11月29日、ジャニーズWESTのコンサートDVD「1st Tour パリピポ」を無断で複製し、Twitterを使って販売していたとして、福岡県の女性(53歳)を著作権法違反の疑い(無断複製および無断複製物の頒布)で鹿児島地方検察庁に書類送検した。この海賊版DVDにJASRACが管理する楽曲が多数含まれていたことから、JASRACは11月24日に著作権侵害で告訴していた。
この女性は2009年頃から、Twitterを利用して、主にジャニーズ事務所に所属するアーティストの市販DVDの海賊版を1枚300円程度で販売する旨の告知を行っていた。警察の取り調べに対してこの女性は、「生活費と遊興費の補填(ほてん)のためTwitterを利用して海賊版の販売を行い、これまでに約1,700万円を得ていた」と供述している。
著作権法では、無断で複製することはもちろん、海賊版であることを知ったうえで頒布(販売や配布)したり、頒布を目的として所持することのほか、インターネット上のフリーマーケットやオークションサイト、SNSで販売を告知するだけでも著作権侵害とみなされる(113条1項2号)。
JASRACは今後も、関係会社、団体と連携して、悪質な著作権侵害行為に対して断固たる措置を講じ、クリエーターの権利保護に努めていくとしている。