JASRAC、英・著作権管理団体PRSとの演奏権の相互管理契約を更改
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、英国の著作権管理団体であるPRS(PERFORMING RIGHT SOCIETY LIMITED)との演奏権の相互管理契約を更改した。更改後の契約の発効は、2022年1月1日となる。
JASRACとPRSは1952年に演奏権の相互管理契約を締結し、日本と英国の楽曲がそれぞれの国で適法に利用できる環境と権利者への対価還元の機会を確保してきた。PRSの管理地域に中東地域が加わったことを受け、今回の契約更改に当たり、アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーンの中東6カ国について、JASRACの管理著作物の演奏権の管理をPRSに委託することになった。
また、今回の契約更改により、PRSが著作権保護期間に関する戦時加算の権利を放棄することになった。米国ASCAP・BMIに次ぐ3番目の放棄となる。