ローソンエンタテインメント、21年3月〜11月期は増収増益 チケット事業が上期に引き続き回復傾向に
ローソンは1月7日、2022年2月期第3四半期の連結業績(2021年3月1日〜2021年11月30日)を発表した。
チケット販売・情報提供サービス業、音楽・映像ソフトの販売を行うローソンエンタテインメントについては、営業総収入は344億1,900万円(前年同期比2.95%増)、営業利益は11億8,900万円(同71.57%増)、経常利益は14億2,100万円(同50.05%増)、当期純利益は9億8,500万円(前年同期は純損失10億7,200万円)となった。
チケット事業において、9月末まで緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が延長された影響により、多くのイベントが入場制限、延期・中止された。10月以降は同宣言及び措置の解除とワクチン接種率の上昇もあり、人気アーティストのコンサートやスポーツイベントも開催に動きだし、上期に引き続き取扱高は回復傾向にある。加えて、市場を形成しつつあるオンラインライブ配信のチケット取扱いの拡大に引き続き取り組んでいる。
また、EC事業はライブコマースの本格展開で更なる売上拡大に取り組んでいる。
物販事業は、音楽・映像ソフトの専門店「HMV」を中心に、書籍・CD・DVDなどを販売する複合店「HMV&BOOKS」やレコード専門店「HMV record shop」を含め、11月末日現在の店舗数は57店舗となった。これら店舗で開催するストアイベントや、コンサート会場でのグッズ販売などに取り組み、収益拡大に取り組んでいる。