ぴあ、スポーツ領域に特化したスタジアム・アリーナのソリューション事業に着手 スタジアム・アリーナの施設設計のノウハウを持つ梓総研とも連携
ぴあは、これまでの経験とノウハウを活かし、数多くのスポーツ団体や興行主催者などに対して、チケット販売業務を中心にプロモーションや顧客戦略などを行うソリューションサービスを展開する。その事業をさらに深化させ、みなとみらいに開業したぴあアリーナMMの建設・運営での知見も最大限活用し、スポーツ領域に特化した、スタジアム・アリーナのソリューション提供にも本格的に取り組んでいく。
スタジアム・アリーナ施設設計に関するデータとノウハウを持つ、梓総合研究所とも連携し、自治体やスポーツ団体・クラブ、興行主催者が抱えるスタジアム・アリーナのスポーツ領域における様々な課題解決を目指す。各施設の現状を分析・把握し、構想・設計・運営・改善まで、ソフト、ハード両面から一貫したソリューションを構築し、提供していく。
3つの具体的な取り組み
1.スタジアム・アリーナ構想支援
スポーツ・アリーナビジネスの動向・先進事例調査、分析、報告書の作成及び両社の独自知見・ネットワークを活用したスタジアム・アリーナ構想を支援する。
2.最適な規模設定・市場調査と要件整理
立地の市場調査、競技毎の基準、法規・チケッティング及びゲーティング等の専門的知見を活用した、適切な要件設定を実現し、行政・スポーツ団体を支援する。
3.イノベーションを加速させる提言発信
クラブチームやスタジアム・アリーナの収益向上につながる事例・提言などソフト・ハード両面での改善案を提言し、業界のイノベーションを加速させ、地域活性化に寄与する。
詳細な市場調査や的確に抽出された地域課題を踏まえ、データとノウハウに基づいた効果的なチケッティングプランを施設建設の構想段階から反映し、施設コンセプト、規模設定、ブランディングや収益モデルの構築から竣工後の施設・観戦体験価値の向上を図る。さらに、アジア圏を中心としたスポーツ成長市場へ展開し、誰もがわかりやすく、安心して試合を観戦できる施設・仕組みを現地リーグやクラブと連携しながら構築していく。
同社は今年、創業50周年を迎える。事業の基盤となるチケッティング事業に留まらず、スタジアム・アリーナのソリューションなどスポーツ業界全体の課題解決に積極的に取り組み、スポーツ業界の活性化と発展に尽力するとともに、スポーツやエンタテインメントを通じて“ひとりひとりが生き生きと”できる社会の構築に貢献できるよう努めていくとのこと。