アミューズ、21年4月〜12月期は減収減益
アミューズは2月14日、2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日〜2021年12月31日)を発表した。
同社グループの経営成績は、コンサートや舞台・公演等の実施が増加したことに伴いイベント収入が増加、劇場配給分配収入が増加、出演収入が増加、商品売上収入が減少、レーベル収入が減少、映像作品販売収入が減少、これら要因に加えて収益認識会計基準等の適用に伴い、営業収入が前年同期比9.7%減の275億9,300万円、減収要因により、営業利益が同43.1%減の22億9,300万円、経常利益が同39.6%減の22億8,400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.3%減の17億7,800万円となり、減収減益となった。
イベント関連事業は、イベント収入の増加、商品売上収入の減少、ファンクラブ収入の減少などにより営業収入143億400万円、商品売上収入及びファンクラブ収入の減少などによりセグメント利益8,300万円の増収減益となった。
主な事業
- イベント収入(コンサート)
- 桑田佳祐、福山雅治、ポルノグラフィティ、Perfume、宮本浩次、DEAN FUJIOKA、flumpool、WEAVER、DYGL、神はサイコロを振らない、三阪咲のコンサートツアー、Skoop On Somebody、BABYMETAL、柚希礼音、折坂悠太のコンサート、岡野昭仁、藤原さくら、FLOW、さくら学院、3LDKなどの配信ライブ
- イベント収入(舞台・公演)
- TEAM NACS「マスターピース」
- ミュージカル「October Sky」
- 若手俳優による「SUPER HANDSOME LIVE 2021」
- 熱海五郎一座「Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー」
- 地球ゴージャス「The PROM」
- ブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」
- ロック オペラ「ザ・パンデモニアム・ロック・ ショー」
- 商品売上収入:星野源のシングルCD、ポルノグラフィティのコラボライダースジャケット、コンサートグッズなど
- ファンクラブ収入:サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfume、BABYMETALなど
音楽・映像事業は、レーベル収入が減少、映像作品販売収入が減少したことなどにより営業収入96億4,200万円、減収要因によりセグメント利益14億600万円の減収減益となった。
主な事業
- 印税収入(新譜・旧譜):サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、BABYMETALなど
- レーベル収入:福山雅治、BABYMETAL、@onefiveのライブBD・DVDさくら学院、折坂悠太のアルバムCDなど
- 番組制作収入:単発番組の制作受託など
- 映像製作収入:劇場配給分配収入、イベント興行の中継及び上映収入など
- 映像作品販売収入:桑田佳祐監督作品の映画『稲村ジェーン』、映画『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』などのDVD販売収入
出演・CM事業は、出演収入の増加により営業収入36億4,600万円、コマーシャル収入の減少によりセグメント利益8億300万円の増収減益となった。
主な事業
- 出演収入・CM収入:桑田佳祐、福山雅治、大泉洋、安田顕、上野樹里、仲里依紗、吉高由里子、ホラン千秋、市毛良枝、賀来賢人、吉沢亮、三吉彩花、清原果耶、堀田真由、桜田通、小関裕太など
連結業績予想は、2021年5月公表を据え置いた。