2021年音楽配信売上は895億円、11年ぶりの800億円超えで8年連続プラス成長
日本レコード協会は3月3日、同協会加盟全社の集計による2021年第4四半期(10月〜12月)の音楽配信売上実績を公表した。
2021年第4四半期売上は前年同期比114%の236億円となり、この結果、2021年の年間売上は対前年比114%の895億円となった。
ストリーミングは前年比126%の744億円と伸長を続け、ダウンロード市場(141億円)の5倍強に達した。これにより音楽配信売上の区分別シェア約83%と、主要カテゴリとして更なる成長を遂げている。
- Master ringtones 9,000万円(60%)
- Ringback tones 7億7,600万円(76%)
ダウンロード
- シングルトラック 90億1,300万円(82%)
- アルバム 49億9,600万円(74%)
- 音楽ビデオ 1億1,000万円(80%)
- ダウンロード計 141億2,000万円(79%)
ストリーミング
- サブスクリプション/音楽 637億9,400万円(126%)
- サブスクリプション/音楽ビデオ 28億9,000万円(150%)
- 広告収入/音楽 26億1,200万円(108%)
- 広告収入/音楽ビデオ 50億8,500万円(131%)
- ストリーミング計 743億8,100万円(126%)
- その他 1億7,100万円(68%)
2021年年間の音楽配信売上は、895億円(対前年比114%)と2010年(860億円)以来の800億円超えで8年連続のプラス成長、4年連続の2桁増となった。
これにより、先月発表の2021年音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産金額1,936億円と、同年音楽配信売上 895億円の合計は2,832億円(対前年比104%)で、2018年以来3年ぶりのプラス成長となった。音楽ソフトと音楽配信の比率は68:32と初めて音楽配信が3割を超えた。