JASRAC、CISAC(著作権協会国際連合)が発表したウクライナの状況に対する声明の原文および和訳を公開
JASRACは3月2日、CISAC(著作権協会国際連合)がウクライナの状況に対する声明を発表したとして、原文および和訳を公開した。
CISAC、世界中の音楽、映像、演劇、文芸および視覚芸術の著作権管理団体によって構成される組織で、121の国・地域にある232団体が加盟している。JASRACは1960年に加盟し、1980年から理事団体に選出されている。
JASRACは、「世界の著作権管理団体や創作者と共に歩む仲間として、この戦禍が一刻も早く終息し、再び平和と安息が訪れることを強く願っています」とコメントしている。
(原文)
CISAC Statement on Ukraine
The CISAC global community laments the catastrophe now unfolding in Ukraine and condemns the brutal assault by Russia on freedom and human rights. We stand alongside our colleagues and partners in Ukraine who are suffering from the war instigated by the Russian Government. Their work is to support creativity, art and culture – precious qualities that enrich our lives and communities, but which are now under attack and facing terrible humanitarian consequences.
Our thoughts are with friends and creators who have been forced to flee their homes, hide in shelters and take to the streets to fight to protect their country and freedoms.
As an international organisation with members across the world, we believe that peace must prevail. We encourage in the strongest terms the path of dialogue and co-operation and insist on an end to aggression and violence.
(和訳)
ウクライナに関するCISAC声明
全世界に広がるCISACコミュニティは、現在ウクライナで起きている大惨事を嘆き悲しみ、自由と人権に対するロシアの残忍な攻撃を非難します。我々は、ロシア政府が引き起こした戦争で苦しんでいるウクライナの盟友や仲間と共にあります。仲間達の仕事は、我々の生活と社会を豊かにする貴重な要素-創造性、芸術、そして文化-を支えています。しかし、これらは現在攻撃下にあり、大変な人的被害に直面しています。
我々の想いは、自宅から逃げ、シェルターに隠れ、自身の国家と自由を守るため路上に赴き戦うことを余儀なくされた同僚や創作者と共にあります。
世界中に会員を持つ国際組織として、平和に勝るものはないと我々は信じています。侵略と暴力を終結し、対話と協調の道を進むことを強く求めます。
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