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第14回CDショップ大賞2022、大賞は赤:Official髭男dism「Editorial」/青:WurtS「ワンス・アポン・ア・リバイバル」

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Official髭男dism「Editorial」

全日本CDショップ店員組合は3月3日、CDショップ大賞実行委員会が実施する「第14回CDショップ大賞2022」の大賞、および各部門の受賞者を発表した。

CDショップ大賞では、第11回(2019年)より、大賞を「何回でも聴きたい素晴らしい作品=#神アルバム(と呼べるようなスタンダードとなりうる作品)(赤)」と、「新人の素晴らしいアルバム。受賞をきっかけにブレイクが期待される、お客様にお勧めしたい作品(青)」の2つのコンセプトに基づいて選出。

大賞には、Official髭男dism「Editorial」(赤)、WurtS「ワンス・アポン・ア・リバイバル」(青)を選出した。

この他、部門賞には、洋楽賞にマネスキン「テアトロ・ディーラ Vol.1」、クラシック賞に朴葵姫「Le D part」、ジャズ賞に挾間美帆 フィーチャリング デンマーク・ラジオ・ビッグバンド「イマジナリー・ビジョンズ」、歌謡曲賞に林部智史「まあだだよ」、ライブ作品賞に藤井風「Fujii Kaze “NAN-NAN SHOW 2020 ” HELP EVER HURT NEVER」が選出。地域ブロック賞もそれぞれの選考基準に基づいて選出された。

また、今年は該当年に特筆すべき活躍があったアーティストの作品に授与する特別賞が3年ぶりに復活、YOASOBI「THE BOOK」「THE BOOK 2」の2作品が受賞した。

なお、3月4日20:00から4月3日23:59まで、CDショップ大賞YouTubeチャンネルにて今回の各受賞作品の紹介ならびに受賞アーティストのビデオメッセージをアーカイブ配信する。

大賞作品(赤):Official髭男dism「Editorial」

Official髭男dism「Traveler」を選出したCDショップ店員は、「リード曲に6分のバラードをもってくる、かなり挑戦的なヒゲダンの最新作。「生と死と愛」をテーマにした大長編小説かのような聴きごたえのある1枚。聴きこむ毎に、コロナ禍でライブを始めとした活動を制限された2020年の伝えたい思いが、ひしひしと伝わってくる。収録曲順も秀逸で、「I LOVE…」「Universe」と多幸感溢れるヒゲダンPOPSが、アルバムを重たくさせないのも好き。ぜひCDで聴きこんで、彼らの髄所に散りばめられた思いや音を感じてほしい!」と称賛。

Official髭男dism藤原聡(Vo/Pf)は、「前作の「Traveler」から2作連続でのCDショップ大賞(赤)を受賞させていただきましたが、バンドとしては史上初ということ、本当にありがとうございます。CDショップの店員さんはバンドの魅力を伝える側にいる人たち、一緒に動いてくれている仲間だと思っていますし、そういう人たちがいいCDだったと言ってくれるようなものが2作連続で作れたことは誇るべきことなんじゃないかなと思っています。なので、全国のCDショップの店員さんにこの賞を捧げたいと思います。おめでとうございます!」と受賞の喜びを語った。

大賞作品(青):WurtS「ワンス・アポン・ア・リバイバル」

WurtS「ワンス・アポン・ア・リバイバル」に投票した、CDショップ店員は、「口ずさみたくなるメロディとリフに、オルタナを中心としてEDMやディスコっぽい雰囲気を取り入れたサウンド、そのサウンドとのアンバランスが癖になる気だるい歌声に乗せて踏まれる遊び心ある韻、全ての音が相乗効果を生み出す、絵画のパズルを組み立てたような美しい作品。アルバムを通して多幸感に溢れており、若い世代から発信されながらもどこか懐かしさを感じることが出来、年代問わずおススメしたい1枚です」と称賛。

大賞を受賞したWurtSは、「このたび、CDショップ大賞(青)に選ばれて大変光栄です。昨年のTikTokで「分かってないよ」が拡散されて以降、テレビCMや雑誌、企業とのコラボなどによって順調にネットアーティストを抜け出す準備をしていました。そして配信だけでなく、今回のようなフィジカルの評価をいただくことができ、ついにアーティストとしての活動を進めていくスタートラインに立つことができました。WurtSの目標が音楽で持続的に社会問題へ支援する仕組みを考えることであり、これからはアーティストとしての評価から、表現者としての評価を目指すことになりそうです。ぜひ皆さんも、WurtSが目指す、大きなプロジェクトのゴール地点の一部始終をご覧ください」と受賞の喜び、今後への抱負を語った。

部門賞

部門賞は任意投票となっており、ノミネート選考投票時に投票、その他選考基準、選考対象期間、投票方法などはCDショップ大賞に準じる。

  • 洋楽賞:マネスキン「テアトロ・ディーラ Vol.1」
  • クラシック賞:朴葵姫「Le Départ」
  • ジャズ賞:挾間美帆 フィーチャリング デンマーク・ラジオ・ビッグバンド「イマジナリー・ビジョンズ」
  • 歌謡曲賞:林部智史「まあだだよ」
  • ライブ作品賞:藤井風「Fujii Kaze “NAN-NAN SHOW 2020 ” HELP EVER HURT NEVER」
  • 特別賞:YOASOBI「THE BOOK」、YOASOBI「THE BOOK 2」

入賞(2021年12月24日に発表済)

※アーティスト名50音順

  • Awesome City Club「Grower」
  • Official髭男dism「Editorial」
  • 折坂悠太「心理」
  • カネコアヤノ「よすが」
  • KID FRESINO「20,Stop it.」
  • Creepy Nuts「Case」
  • クリープハイプ「夜にしがみついて、朝で溶かして」
  • Kroi「LENS」
  • グソクムズ「グソクムズ」
  • Saucy Dog「レイジーサンデー」
  • STUTS & 松たか子with 3exes「Presence」
  • sumika「AMUSIC」
  • SUPER BEAVER「アイラヴユー」
  • ずっと真夜中でいいのに。「ぐされ」
  • NEE「NEE」
  • 日食なつこ「アンチ・フリーズ」
  • NiziU「U」
  • Hakubi「era」
  • Hump Back「ACHATTER」
  • マハラージャン「僕のスピな☆ムン太郎」
  • millennium parade「THE MILLENNIUM PARADE」
  • YOASOBI「THE BOOK」
  • YOASOBI「THE BOOK 2」
  • WurtS「ワンス・アポン・ア・リバイバル」

地域ブロック賞

全日本CDショップ店員組合の活動は、全国に広がっている。全国地域ごとに、その地域ゆかりのいちおしアーティストを「地域ブロック賞」として発表。3社6人以上のCDショップ店員が集まった地域は、地域支部として認定され「地域ブロック賞」の選考方法などは、それぞれの地域支部が決定するものとする。地域ゆかりのアーティストの定義は、「その地域出身」または「その地域で活動している」アーティストとしている。

  • 北海道ブロック賞:KALMA「ミレニアムヒーロー」
  • 東北ブロック賞:菅原信介 & 6th Generation「SUGAROKU」
  • 関東ブロック賞:Kroi「LENS」
  • 甲信越ブロック賞:youth「フロムユー」
  • 北陸ブロック賞:プッシュプルポット「僕らのままで」
  • 東海ブロック賞:Atomic Skipper「人間讃歌」
  • 関西ブロック賞:YMB「トンネルの向こう」
  • 中国ブロック賞:Rose One「さんかくえらぶはなし」
  • 四国ブロック賞:みゆはん「かいこ」
  • 九州ブロック賞:クレナズム「Touch the figure」
  • 沖縄ブロック賞:MONGOL800「etc.works3」

なお、3月5日21:00よりCDショップ大賞YouTubeチャンネルにて「地域ブロック賞 SPECIAL LIVE」を配信する。

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