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JASRAC、東日本大震災復興支援「こころ音プロジェクト」で福島市に1,650万7,767円を寄付

ビジネス 音楽業界

寄付目録を受け取る木幡浩福島市長(左)、浅石道夫理事長(右)

日本音楽著作権協会(JASRAC)は2月10日、福島県福島市に対し「福島駅前交流・集客拠点施設(仮称)」の建設費用の一部として1,650万7,767円を寄付した。本日、浅石道夫理事長が福島市役所を訪れ、木幡浩福島市長に寄付目録と記念のプレートを手渡した。

こころ音(ね)プロジェクトは、JASRACの会員・信託者が指定した作品の著作物使用料を震災復興支援基金「こころ音基金」として預かり、東日本大震災の復興支援に役立てる取り組みだ。

福島駅前交流・集客拠点施設(仮称)は2026年の開館を予定しており、福島市の公会堂と市民会館に替わる施設として建設され、市民の多様な文化芸術活動の促進とコンベンション機能を備えた新たな交流・集客拠点となることが期待されている。

JASRACはこれまで、このプロジェクトを通じて、岩手県釜石市の「釜石市民ホール TETTO」および宮城県石巻市の「マルホンまきあーとテラス」、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松ホール」の建設費用の一部をそれぞれ寄付し、被災地支援に取り組んできた。福島県内の市町村への寄付は今回が初めてとなる。

今回の寄付でこころ音プロジェクトの活動を終了するが、JASRACは「今後も被災地の復興と音楽文化の振興を支援してまいります」としている。

木幡 浩 福島市長のコメント

この度のご寄付に心より感謝申し上げます。
東日本大震災からの復興はまだ道半ばですが、福島市は、朝ドラ「エール」のモデルになった偉大な作曲家古関裕而が誕生したまちとして、福島駅前に多彩なコンサートなどを開催できる交流施設を整備し、これを拠点にまちなかに音楽があふれる文化的なまちづくりを進めてまいります。
施設完成後はもとより、その間も福島のまちを訪問し、楽しみながら、復興への活力を与えていただけますとこの上ない喜びです。