AWA、配信楽曲数1億曲を突破 配信アーティスト数は724万組

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サブスクリプション型(定額制)音楽ストリーミングサービス「AWA(アワ)」は、国内初(自社調べ)となる配信楽曲数1億曲を突破したことを発表。1億曲までの配信楽曲の推移や、配信楽曲の世界分布など、インフォグラフィックを公開した。

2015年5月のサービス開始当初167万曲だった配信楽曲数が、2022年2月18日に1億曲を突破した。2016年からサブスクリプションサービスがユーザーに認知しはじめたのと同じく、楽曲数が3,000万曲まで増加。その後、年数を重ねるごとに、当初配信していなかったアーティストの配信解禁のニュースが届くようになり、配信楽曲が増加し、2019年には5,000万曲を突破した。国内で最初に定額制音楽ストリーミングサービスを開始したこともあり、他社よりも先行して配信楽曲数を伸ばし、約6年の月日をかけ1億曲を突破。配信アーティストの数は724万組となった。

また、配信楽曲の世界分布に注目すると、最も配信楽曲数が多いのはアメリカの3,268万曲で、次いでイギリスの1,938万曲、ドイツの909万曲と続く。国内の楽曲は、265万曲で、邦楽と洋楽の割合は3対97となっている。その他にも、フランス、イタリアなど、昔からの音楽文化が根強い国の楽曲が多く配信されている。

産まれてから100歳までずっと音楽を聴き続けていたとしても、1曲4分とした場合、1,314万曲しか聴くことができず、配信されている1億曲すべてを聴くことはできない。また、AWAの中でも、ユーザーに一度も聴かれていない楽曲は多くある。AWAはこの問題を解決するべく、サービス開始以来、少しでも世界中の楽曲と出会って欲しい、多くのアーティストに触れてもらいたいと思っており、さまざまな機能開発を行ってきた。

AWAはサービス開始以来、新しい音楽との出会いをコンセプトにさまざまな機能を開発してきた。2016年には、楽曲の盛り上がる箇所の90秒間をフェードイン・フェードアウトにより、途切れることなく聴くことができるハイライト再生機能をリリース。短時間で多くの楽曲を視聴できるようになった。さらに2020年には、機械的なレコメンドだけではなく、人の温かみを持ったレコメンドで新たな楽曲と出会えるようにコメント機能とPOP機能を追加。昨年リリースしたユーザー同士がリアルタイムに、同じ空間で同じ音楽を楽しみながらチャットができるオンライン空間「LOUNGE(ラウンジ)」では、配信者からの楽曲を受動的に聴いてもらえる仕組みを作るなど、より多くの楽曲と出会う機能の開発を提供している。

LOUNGEは新しい音楽との出会いの場としても有効的で、LOUNGEに参加した人は、していない人に比べ、楽曲に対してのfavorite数が平均1.7倍、最大3倍も増えていることが分かっている。

さらに、アップデート機能として、音声ライブ配信機能とギフティング機能「応援メッセージ」の提供を開始しており、音声ライブ配信を利用する開催者は、これまでよりもリスナーやファンとの深い交流や臨場感のあるコンテンツを提供でき、さらなる楽曲との出会いが加速している。すでに開催したアーティストの中には、再生楽曲数が10倍に増えたという報告も上がっており、アーティストへのメリットも高いことが実証されているという。

AWAは、今後、音声ライブ配信機能とギフティング機能「応援メッセージ」の一般解放を控えており、ライブ音声配信事業への参入を本格化させるとしている。

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