日本音楽事業者協会とNexTone、慶應義塾大学において「エンターテインメント・コミュニケーションズ論」寄附講座を設置
日本音楽事業者協会、NexToneの2者は共同で、慶應義塾大学において、産業とアカデミズム双方の視点からエンターテインメントを学ぶことを目的とした寄附講座を設置する。
現在の日本において「エンターテインメント」の要素が産業のあらゆるシーンにおいて非常に重要になっている。放送や出版はもちろんのこと、旅行や飲食店業、教育や一般営業にいたるまで、娯楽の要素が大きな成功をもたらす可能性がある。「楽しませる」という発想は、特に他者に何かを伝えようとする時、また考えを共有しようとする時にはきわめて有益となる。
エンターテインメントを私的および社会的な次元のコミュニケーションの重要な要素とみなし、多様なコミュニケーションの現場においてエンターテインメントの要素がどのように生かされうるか、また、よりグローバル化し、より多層化し、多様な技術が導入されるはずのこれからの社会に娯楽の要素をどう生かしていくべきかを学生たちに伝え、共に考える場所を提供していくため、本講座を設置するとしている。
慶應義塾大学アート・センター副所長 粂川麻里生氏コメント
「エンターテインメント」の知見を学ぶことは、現代人のスキルとしても、教養としても、きわめてパワフルなことと存じます。日本音楽事業者協会様、株式会社 Nextone 様のお力をお借りしつつ「エンタメ」を総合的に学ぶ講座を発足できましたことを、心より嬉しく思っております。
音楽事業者協会 専務理事 中井秀範氏コメント
社会的行動の基本はコミュニケーションにあるが故に、その不全によって様々な紛争やロスが起こるにも関わらず、なかなか改善できない現実に、エンターテインメントという最も洗練されたコミュニケーションが何を成し得るのか、どう変えることができるのかを考える講座にしたいと考えます。
NexTone 代表取締役COO 荒川祐二氏コメント
エンターテインメントは人々の内面を映し出す鏡でありコミュニケーションそのものであり、そして大きな可能性を持つ産業です。世界規模の技術革新やメディアの変容に影響を受けながら日々変化し進化するエンタメ産業のダイナミズムを体感できる、そんな講座になることを期待しています。