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ローソン、21年3月〜22年2月期のエンタメ関連事業が営業黒字に転換

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ローソンは4月11日、2022年2月期の連結業績(2021年3月1日〜2022年2月28日)を発表した。

エンタテインメント関連事業では、ローソンエンタテインメントのチケット事業において、上期は緊急事態宣言発令及びまん延防止等重点措置適用の影響により、多くのイベントが入場制限、延期・中止された。下期は2021年10月に緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除され、コンサートなどの開催に動き出したが、2022年1月以降オミクロン株の感染拡大によるまん延防止等重点措置の適用により、予定されていたGo To Eat食事券の販売停止や人気ライブイベントの販売席数縮小など、事業環境に影響を受けた。

しかし、コンサートやスポーツイベントなどの案件獲得に注力した結果、取扱高は上期に引き続き回復傾向となった。また、EC事業はライブコマースの本格展開で更なる売上拡大に取り組んでいる。物販事業では、音楽・映像ソフトの専門店「HMV」を中心に、書籍・CD・DVDなどを販売する複合店「HMV&BOOKS」やレコード専門店「HMV record shop」を含め、2022年2月末日現在の店舗数は55店舗となった。これら店舗で開催するストアイベントや、コンサート会場でのグッズ販売などに取り組み、収益拡大に取り組んでいる。

ユナイテッド・シネマのシネコン事業においては、上期は緊急事態宣言発令及びまん延防止等重点措置適用の対象地域で、客席数を間引きしての営業や時短営業を実施するなどの影響があったが、下期は2021年10月以降一部の劇場を除き通常営業を再開し、2022年1月のまん延防止等重点措置の適用後も、一部の地域で売店の時短営業をするなど影響を受けたものの、ほぼ全館で通常営業を行った。また、コンテンツを活用した施策を展開するなど、引き続き動員客数増加への取り組みを行っている。2022年2月末日現在、全国42劇場、387スクリーンを展開している。

これらの結果、エンタテインメント関連事業の営業総収入は629億9,600万円(前期比8.8%増)、セグメント利益は22億7,500万円(前期はセグメント損失2億9,700万円)となった。