武蔵野音楽大学、60年以上の歴史をもつ楽器博物館「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」を4月より一般公開

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鍵盤楽器展示室1

武蔵野音楽大学は、国内初の楽器博物館をリニューアルし、「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」として4月から一般公開を開始する。

このミュージアムは、60年以上の長い歴史をもち、西洋の歴史的楽器、日本の伝統楽器のほか、世界各地の民族楽器など、その所蔵資料は5,700点を超え、国内最大規模を誇る。また、楽器のみならず、指揮棒やマレットのコレクションのほか、オルゴールや演奏人形、楽器演奏写真や絵画など、音楽に関わる資料の多様さは、所蔵数の多さと並ぶもう1つの大きな特徴となっている。

館内は、「鍵盤楽器展示室」「管弦打楽器展示室」「日本の楽器展示室」「世界の民族楽器展示室」という4つの展示室で構成され、それぞれ異なるイメージで演出され、楽器の歴史や種類、地域的な広がりが系統立ててわかるように工夫されている。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、当面の間、人数を制限の上、学外の人は完全予約制となる。予約は、楽器ミュージアムウェブサイト「申し込みフォーム」より申込みできる(1グループ5名まで)。なお、予約は、見学希望3日前15:00までとし、楽器ミュージアムから返信される「予約確定メール」をもって、予約確定となるとのこと。

鍵盤楽器展示室

鍵盤楽器展示室2

鍵盤楽器展示室では、ピアノが誕生する以前に隆盛したチェンバロやクラヴィコードなどから始まり、初期のピアノとその後の発展、さらに、さまざまな形状のピアノや各家庭に普及したアップライトピアノなど、ピアノの歴史が体系的に学ぶことができる。その他パイプオルガンやリードオルガンなども展示されている。

管弦打楽器展示室

管弦打楽器展示室

管弦打楽器展示室では、ヨーロッパの管弦打楽器の歴史的変遷を学ぶことができる。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの銘器、木管楽器の体系的コレクションやユニークな形状が目をひく歴史的な金管楽器、さらに、多様なマリンバコレクションなどが展示されている。

日本の楽器展示室

日本の楽器展示室

歌舞伎の舞台を再現したような三味線音楽の演奏形態を表した展示をはじめ、雅楽、琵琶など、各種伝統音楽の楽器を鑑賞できる。また、邦楽器研究家である水野 佐平氏の箏を中心とした歴史的価値の高い楽器コレクションも展示されている。

世界の民族楽器展示室

世界の民族楽器展示室

世界の民族楽器が、8つのエリアに分かれて展示されている。各エリアでは、各地域の伝統的な楽器をはじめ、少数民族が使用する稀少な楽器も鑑賞できる。民族楽器を通じて、各地の自然環境や生活文化、民族のもつ感性などが感じられる。

武蔵野音楽大学楽器ミュージアム概要

所在地:〒176-8521 東京都練馬区羽沢1丁目13-1
武蔵野音楽大学 江古田キャンパス S棟地下1階
営業時間:火曜日、水曜日、土曜日12:00〜16:00
※祝日及び学園休暇中は休館
※新型コロナウイルス感染症の状況により変更する場合あり
料金 :中学生以上 500円/小学生 300円
本学園学生・生徒および教職員 無料

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