Avid、Pro Toolsの新しいサブスクリプション・ラインナップを発表
Avidは米国東部時間4月26日、オーディオ制作ソフトウェア Pro Toolsにおける、新しいサブスクリプション・サービスプランを発表した。
今回発表されたのは意欲的なミュージック・クリエイター向けのPro Tools Artist、より高い完成度を求めるミュージック・クリエイターや音楽プロデューサー向けのPro Tools Studio、プロのオーディオポストとレコーディング・スタジオ向けのサブスクリプション・バンドルのPro Tools Flexの3プラン。
Pro Tools Artist(年間税込価格12,870円)は、次世代のミュージック・クリエイターのために特別に設計された、まったく新しいモデルで、ビート・メイク、作曲、録音、スタジオ品質のミックスに必要なすべてが含まれている。また、業界の共通言語ともいえるPro Toolsセッション形式でそのまま作業できるため、世界中のプロデューサーやスタジオにプロジェクトを持ち込んでコラボレーション可能。何千ものインストゥルメント・サウンドとループ、100を超えるプラグイン、使いやすいMIDIツール、業界標準の編集およびミキシング・ワークフローにより、プロフェッショナルでありながら手頃な価格でソリューションを手に入れることができる。
Pro Tools Studio(年間税込価格38,830円)は、従来よりも扱えるオーディオ・トラック数が増加し、サラウンドとDolby Atmosミキシング、高度なオートメーション機能(以前は両方とも Pro Tools Ultimate でのみ利用可能)など、数多くの拡張機能が施されている。現在のPro Toolsサブスクリプション・ライセンスまたは永続版ライセンスを使用のユーザーは、自動的にPro Tools Studioに移行し、すべてのソフトウェア拡張機能を受け取れる。これにより、ユーザーは新たに空間オーディオ・ミキシング機能を得るとともに、より大きな規模のプロダクション作業も可能となる。
Pro Tools Flex(年間税込価格129,800円)は、Pro Tools Ultimateソフトウェアに加え、追加コンテンツとサードパーティ・ライセンスを含んだサブスクリプション・バンドル。アクティブなPro Tools Ultimateサブスクリプション・ユーザーは、最新バージョンのPro Tools Ultimateソフトウェアを含む、Pro Tools Flexサブスクリプション・バンドル全構成を入手可能。一方、有効なプランを所有するPro Tools Ultimate 永続版ユーザーは、Flexの追加コンテンツは含まれないが、これまで通り機能強化された最新のPro Tools Ultimateソフトウェアを入手することができる。
Avid オーディオ・音楽ソリューション プロダクト・マネージメント統括責任者フランソア・クエレウィル氏コメント
Pro Tools は世界で最も広く使用され、受賞歴のあるオーディオ制作ソフトウェアであり、Avidの目標は、ミュージック・クリエイターのあらゆるコミュニティが、より利用しやすいようにすることです。Pro Toolsの新しい価格設定により、音楽制作でもオーディオ・ポストプロダクションでも、あらゆるレベルのクリエイターが、キャリアに関係なく可能な限り最高のサウンドを提供できるようになります。