オリコン、21年4月〜22年3月期はすべての利益が過去最高に
オリコンは5月10日、2022年3月期の連結業績(2021年4月1日〜2022年3月31日)を発表した。通期連結業績は増収、営業利益以下すべての利益が過去最高となった。
コミュニケーション事業は前年同期比で増収となり、データサービス事業とモバイル事業は前年同期比で減収となった。この結果、売上高は前連結会計年度比4億7,257万円増(11.7%増)の45億262万円となった。費用面では、前連結会計年度と比べて、売上原価は2,535万円減(1.8%減)、販売費及び一般管理費は人件費の増加等により3,620万円増(2.3%増)となった。
以上の結果、営業利益は前連結会計年度比4億6,172万円増(43.6%増)の15億2,022万円となり、営業利益率は、第1四半期連結会計期間(2021年4月〜6月)32.4%、第2四半期連結会計期間(2021年7月〜9月)30.7%、第3四半期連結会計期間(2021年10月〜12月)34.0%、第4四半期連結会計期間(2022年1月〜3月)37.7%となり、当連結会計年度で33.8%となった。経常利益は前連結会計年度比4億6,346万円増(44.4%増)の15億727万円となった。
親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べて、投資有価証券売却益等の特別利益が2億2,323万円減少したことにより、前連結会計年度比1億5,136万円増(17.6%増)の10億1,145万円となり、自己資本利益率(ROE)は26.1%となった。
コミュニケーション事業全体の当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比6億2,433万円増(22.5%増)の34億142万円、セグメント利益は前連結会計年度比5億7,878万円増(36.0%増)の21億8,500万円となった。
データサービス事業の売上高は前連結会計年度比304万円減(0.5%減)の6億6,298万円、セグメント利益は前連結会計年度比1,268万円減(5.1%減)の2億3,502万円となった。
モバイル事業の売上高は、前連結会計年度比1億4,870万円減(25.3%減)の4億3,821万円、セグメント利益は前連結会計年度比7,548万円減(28.5%減)の1億8,936万円となった。
2023年3月期通期の連結業績については、売上高48億5,000万円(当連結会計年度比7.7%増)、営業利益16億5,000万円(当連結会計年度比8.5%増)、経常利益16億2,000万円(当連結会計年度比7.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10億7,000万円(当連結会計年度比5.8%増)の増収増益を見込んでいる。