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ハピネット、21年4月〜22年3月期の映像音楽はほぼ横ばい

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ハピネット

ハピネットは5月11日、2022年3月期の連結業績(2021年4月1日〜2022年3月31日)を発表した。

当連結会計年度の売上高は2,824億4,100万円(前期比8.9%増)、営業利益は55億7,500万円(同31.2%増)、経常利益は58億5,300万円(同35.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は35億5,400万円(同37.2%増)となった。

玩具事業は、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」をはじめとしたコンビニエンスストア向けのくじ関連商品が好調に推移したことや、「ポケモンカードゲーム」や「デュエルマスターズ」などのトレーディングカードがヒットしたことにより、売上高は1,054億100万円(前期比16.7%増)、セグメント利益は33億2,400万円(同26.4%増)と、前期を大幅に上回った。

映像音楽事業は、映像音楽パッケージの新譜の販売は好調に推移したものの、前期は巣ごもり需要で好調に推移していた旧譜の販売の反動減があったことや、劇場の座席制限などの影響をうけ、同社出資映像作品の投資損失が発生したことにより、売上高は669億6,500万円(前期比0.8%減)、セグメント利益は5億1,500万円(同0.7%減)と、前期とほぼ横ばいとなった。

ビデオゲーム事業は、新型の有機ELモデルが発売されている「Nintendo Switch」や「PlayStation5」のハードが引き続き好調に推移したことに加え、ソフトで「Pokémon LEGENDS アルセウス」などのヒット商品があったことにより、売上高は859億9,800万円(前期比3.7%増)、セグメント利益は16億300万円(同10.8%増)と、前期を上回った。

アミューズメント事業は、カプセル玩具の販売が引き続き好調に推移したことや、カードゲーム商品の販売がコロナ禍の影響をうけた前期から回復したことにより、売上高は前期を大幅に上回った。利益面も、同社運営のカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店拡大に伴う初期費用を計上したものの、売上高の伸長により前期を上回った。なお、「ガシャココ」は2022年3月末日時点で44店舗を出店している。この結果、売上高は240億7,500万円(前期比30.1%増)、セグメント利益は15億9,300万円(同65.7%増)となった。

2023年3月期の連結業績見通しは、売上高2,800億円(前期比0.9%減)、営業利益53億円(同4.9%減)、経常利益55億円(同6.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益については33億円(同7.2%減)を見込む。

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