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LDH JAPAN、HIGH CLOUD ENTERTAINMENT(タイ)とパートナーシップ契約を締結 アジアのエンタメを世界に発信

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LDH JAPANとタイのHIGH CLOUD ENTERTAINMENTがパートナーシップ契約を締結した。

発表に際して行われた記者会見では、LDHを代表してEXILE HIROと、HIGH CLOUD ENTERTAINMENTの創業者であり、ここ数年勢いのあるタイの音楽業界を牽引する人気ラッパーでもあるF.HEROが登場。このプロジェクトは、2人のエンタテインメントについての価値観や哲学が共鳴し合い、互いに連携してアジアのエンタテインメントを世界に発信しようと意気投合することから始まったという。

経緯として、HIROは「BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEのプロモーション・アジアツアーでも東南アジアへの可能性を感じましたし、欧米メディアの間でもアジアへの注目が高まっていると感じます。特にその中心にタイがあるので、LDHもぜひタイで活動がしたいと思いました。コロナ禍で中止や延期になった海外での展開も多かったのですが、やっと海外での活動を再開できるということでわくわくしています」と説明した。

F.HEROは「トップレベルを誇るLDHと仕事ができることを嬉しく思います。僕は日本に来て1週間なんですけど、HIROさんのおかげで毎日、日本について楽しんで学ぶことができています。HIROさんは兄貴のような存在です」とHIROとの関係性についても語った。さらに、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのライブも観たというF.HEROは「すごくわくわくしました。アーティストのパワーを感じることができたし、ダンスも歌も素晴らしかった。ダンススクール EXPG STUDIOにも行きましたがすごくエネルギッシュです。今日ここに、彼らのファミリーとして立てることを誇りに思います」と話した。

それに対し、HIROはF.HEROの印象について「タイではアーティストとしてもプロデューサーとしても大スターで、ずっと前から聴いていました。今回一緒に組めることは本当に光栄です。ここ数日一緒にいることができて、本当に優しくて愛がたくさんある方だと感じました。今回の来日もご家族でいらしていて、すごく仲間を大切にする気持ちがある方だなと思ったり、エンタテインメントに取り組む姿勢を再確認できました。最高の形でエンタテインメントが作れるんだろうなと思います」と語った。

パートナーシップ締結の第1弾プロジェクトとして、BALLISTIK BOYZとPSYCHIC FEVERが2022年8月から6カ月間、武者修行と称して活動拠点をタイに移すことも発表された。彼らが制作したり生活する様子は、リアリティショー「New School Breakn’」で発信されるという。F.HEROが考案した「New School Breakn’」というタイトルには、New=新しい時代、新しい場所、School=学び、挑戦するという意味や、Breakin’=いろんなボーダーを壊し、一緒にアジアを盛り上げていこうという意味が込められているそうだ。

HIROは今回の武者修行に参加するメンバーに対し、「2組ともグローバルに向けて結成されたグループなので、今まで思うように活動できなかった鬱憤を晴らすべく力を発揮してほしいですね。現地の人にどう受け入れてもらえるかも楽しみです。バンコクを中心に東南アジア全域にLDHエンタテインメントを広めていってくれればと思います」とコメントした。

そして会見には、武者修行に参加するBALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERも登壇。BALLISTIK BOYZの日髙竜太は、プロジェクトに参加する意気込みとして「プロモーションで東南アジアに行ったときも、若い世代から強い熱気を感じました。コロナ禍で活動できないこともあってもどかしかったですが、ようやく大きなプロジェクトが決まったので、LDH代表としての自覚と責任、覚悟を持って頑張りたいと思います」と語った。PSYCHIC FEVERの中西椋雅は「夢のための第一歩になると思います。F.HEROさんは気さくで優しくて、心強いなと思います。日本のファンのみなさんにも成長した姿を見せられたら嬉しいです」と話した。

さらに、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERが「タイフェスティバル2022」に特別出演することも発表された。駐日タイ王国大使のシントン・ラーピセートパン氏は「今日はステージ上に2人の“ヒーロー”がいるんですよね」と笑いを誘いつつ、「BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERともに若いですし、タイで新たな音楽を作り出していくことを本当に楽しみにしております。「タイフェスティバル」は今年はオンラインでの開催ですが、20年連続代々木公園で開催されてきた一大イベントです。今回はT-POPをテーマに、タイのトップアーティスト8組の配信もあります。コラボも含め、ぜひご覧になってください」と説明した。

BALLISTIK BOYZの砂田将宏は「歴史あるイベントに参加させていただけて光栄です。初めての参加ということで、自分たちの個性やスタイル、覚悟や夢への思いを伝えられたら」と、PSYCHIC FEVERのWEESAは「自分たちは「Hotline」を披露しますが、この曲はキャッチーなフレーズや振り付けもあるので、ぜひ楽しんでいただけたら」と意気込みを語った。

タイヘの武者修行で楽しみにしていることを聞かれると、砂田は「僕は今トレーニングにどハマりしているんですけど、海外に行くことがあれば朝からランニングして、そのあとカフェに入って……という理想の生活がありまして。それができればいいなと思います」と話し、WEESAは「タイに行ったことがあるのですが、カオマンガイがすごく美味しかったので絶対に食べたいです」と話した。

さらに、BALLISTIK BOYZの奥田力也、PSYCHIC FEVERの小波津志がタイ語で自己紹介をすると、F.HEROが日本語で「素晴らしい」とコメントする場面もあった。

そんな彼らはいよいよ8月からタイに向かう。最後に「日本と行ったり来たりすることになると思いますが、配信で楽しんだりできますし、日本の皆さんもぜひ応援していただけたら嬉しいです」というHIROのコメントによって会見は締め括られた。

なお、この新たなプロジェクトは日本とタイのエンタテインメントを繋ぎ、F.HEROおよびHIGH CLOUD ENTERTAINMENTの日本独占エージェントを⾏うCHET Groupの協⼒により実現し在東京タイ王国⼤使館、タイ国政府観光庁の後援を受けたものとなる。

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