オンキヨーホームエンターテイメント、破産手続開始を決定 負債総額は約31億円
オンキヨーホームエンターテイメントは5月13日、大阪地方裁判所に対し破産手続開始の申立てを行い、同日、同裁判所から破産手続開始決定を受けたと発表した。負債総額は約31億円。
今後は、裁判所及び破産管財人により破産手続が行われていくこととなる。
同社は、2021年3月期に2期連続の債務超過となり、上場廃止となることが決定。その後も、会社継続のためのあらゆる可能性を模索し、ホームAV事業の譲渡など主要な事業や資産の譲渡による生き残りを図ったが、厳しい資金繰りの中、債務を完済することができなかった。
事業譲渡等の後に残った国内販売事業やOEM事業についても子会社2社が資金難から事業継続することができず、2022年2月に事業を停止、3月に破産申立てに至った。
子会社の破産後においても、同社は、ホームAV事業譲渡に伴う手数料収入を得ながら小規模にビジネスを続けようとしたが、資金繰りの悪化を止められず、今回、破産手続開始の申立てを行う決断に至ったとのこと。