スペースシャワーネットワーク、21年4月〜22年3月期は黒字転換
スペースシャワーネットワークは5月13日、2022年3月期の連結業績(2021年4月1日〜2022年3月31日)を発表した。
前連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、政府・地方自治体の要請による休業期間のあったライブハウス事業及びインフィニアのコンセプトカフェ事業において、当期は店舗における営業時間や収容人数の規制が緩和されたこと、ライブ開催に向けたガイドラインの緩和により、同社所属アーティストのライブの開催が前連結会計年度に比べ増加したこと、ライブ映像収録等の案件受注が回復傾向にあることなどを背景として、当連結会計年度における連結業績は、売上高は138億6,443万円と前期比21億46万円増(同17.9%増)、営業損益は営業損失13万円と前期比4億5,304万円増(前年同期は営業損失4億5,317万円)、経常損益は経常利益5億5,151万円と前期比7億5,354万円増(前年同期は経常損失2億202万円)、親会社株主に帰属する当期純損益は親会社株主に帰属する当期純利益5億7,360万円と前期比7億8,441万円増(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失2億1,081万円)と、増収増益となった。
メディア・コンテンツ セグメントのメディア事業においては、有料放送収入が減少したことにより、前年同期比で減収減益となった。レーベル・ディストリビューション事業においては、デジタル音楽配信売上が増加したことにより、前年同期比で増収増益となった。イベント・コンテンツプロデュース事業においては、ライブイベントにおいて、引き続き新型コロナウイルス感染症による影響を受けたものの、コンテンツの制作受託案件が増加したことにより、前年同期比で増収増益となった。アーティストマネジメント事業においては、同社所属アーティストのライブツアーによる売上が増加したことにより、前年同期比で増収となり、収益が改善した。また、ライブハウス事業及びインフィニアのコンセプトカフェ事業においては、店舗営業の規制が緩和したことなどにより、前年同期比で増収増益となった。なお、メディア・コンテンツセグメント内の各売上区分につきまして、メディア売上にはメディア事業の売上、音楽ディストリビューション売上にはレーベル・ディストリビューション事業の売上、ライブ・エンターテインメント売上にはイベント・コンテンツプロデュース事業、アーティストマネジメント事業、ライブハウス事業、その他事業の売上がそれぞれ含まれている。
この結果、当セグメントの売上高は121億6,401万円と前期比15億4,602万円増(同14.6%増)となり、セグメント損益(経常損益)はセグメント利益(経常利益)3億9,298万円と前期比5億9,567万円増(前期はセグメント損失(経常損失)2億269万円)となった。
映像制作 セグメントは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が緩和し、ライブ収録等の映像制作案件が増加したことなどにより、売上高は17億41万円と前期比5億5,444万円増(同48.4%増)となり、セグメント損益(経常損益)は、経常利益(セグメント利益)1億3,504万円と前期比1億1,351万円増(同527.2%増)となった。
2023年3月期の通期連結業績予想は、売上高169億3,600万円(当期比22.2%増)、営業利益2億4,500万円(当期は営業損失13万円)、経常利益4億5,400万円(当期比17.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3億円(当期比47.7%減)を見込む。