文化庁、インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータル サイトを公開
文化庁は6月1日、「インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータル サイト」を公開した。
近年、インターネット上には違法な海賊版サイトが数多く存在し、著作権者等に大きな被害を与えている。コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の2019年推計によると、オンラインで流通する我が国のコンテンツのうち、映画、出版、音楽、ゲームにかかるものの海賊版被害額は、年間3,300億円から4,300億円超にのぼるという。
こうした状況において、日本の権利者は、例えば米国の権利者と比較して権利行使をしない傾向にあり、結果的に海賊版の被害を拡大させているという指摘もあるという。
これを受け、文化庁では、権利者等が権利行使することを支援するため、8月頃に相談窓口の開設を予定している。これに先立って公開されたポータルサイトでは、権利者等に役立つノウハウ等をわかりやすく発信している。
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