2021年のオンラインライブ市場は前年比14.4%増の512億円に成長〜ぴあ総研発表
ぴあ総研が、国内オンラインライブ市場に関する調査を実施し、2021年のチケット制の有料オンラインライブの国内市場規模を推計512億円(前年比14.4%増)と推計した。
2020年、コロナ禍によってリアルライブの開催が制限される中で、チケット制の有料オンラインライブ市場は急成長を遂げた。リアルライブの再開後、オンラインライブ市場の成長が鈍化したとはいえ、リアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド型のイベント開催はもはや珍しいものではなくなった。
「オンラインライブ視聴に関する実態調査」で、全国の15歳〜69歳の男女10,000人を対象に、チケット制の有料オンラインライブ(音楽コンサートやステージでのパフォーマンスイベントを有料チケットの販売によりインターネット経由で提供するサービス)への参加について聞いたところ、2021年の参加率は16.4%と、前年を6ポイント上回る結果となった。ステージ分野においては、参加者の年間チケット代の支出も増加している。
オンラインライブは、すでにライブ・エンタテインメントの楽しみ方の一形態として定着し、今後も不可逆に進行すると予想される。
本調査では、約1万人を対象とした「オンラインライブ視聴に関する実態調査」、並びにぴあ総研が毎年実施している「ライブ・エンタテインメント市場調査」から、チケット制の有料オンラインライブのチケット売上額の総額(国内)を市場規模として推計している。