ヤマハ、プロ用映像・音声のコンソーシアム「SDVoEアライアンス」に加盟
ヤマハは6月15日、プロ用の映像・音声の長距離伝送をイーサネット経由で行うエコシステムを構築するために活動している非営利コンソーシアム「SDVoEアライアンス」への加盟を発表した。
同社は、1995年にネットワーク機器の市場へ参入して以来、企業のオフィスや店舗など数多くの現場で、信頼性の高い製品として導入されている。特にネットワークスイッチは、プロオーディオ製品としてもラインアップされており、音声の多チャンネル長距離伝送の安定性が評価されている。
そして今回、音声伝送だけでなく、高品質な映像・音声両方のインフラが求められる法人向けのPro AV/IT業界に向けて、信頼性とコスト効率の高いソリューションを実現するために、SDVoEアライアンスに加盟し、ネットワークスイッチ4モデル(「SWX2320-16MT」「SWX2322P-16MT」「SWX3220-16MT」「SWX3220-16TMs」)が「SDVoE」規格に対応した。同社のネットワークスイッチと映像ソース機器、大型モニターなどの業務用機器を組み合わせることで、高品質な映像・音声の長距離伝送を実現するとしている。
SDVoEアライアンス代表 Justin Kennington氏コメント
“We are pleased to welcome Yamaha to the SDVoE ecosystem,” said Justin Kennington, president of the SDVoE Alliance. “Yamaha’s extensive line of network switches will support the SDVoE standard to support seamless and high-quality content distribution. We look forward to their participation in the SDVoE Alliance community.”
参考訳:SDVoEエコシステムへヤマハが加わることを心から歓迎します。今後は、ヤマハが持つ豊富なネットワークスイッチの製品群がSDVoE規格に対応し、シームレスで高品質なコンテンツ配信をサポートすることでしょう。SDVoEアライアンスのコミュニティでお会いできることを心待ちにしています。
ヤマハ コミュニケーション事業部長 池松 伸雄氏コメント
今回のSDVoEアライアンス加盟により、Pro AV市場向けの機器と当社のスイッチ機器を組み合わせることで、より質の高い映像・音響システムをお客様に提供できると確信しています。