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ヤマハとミニストップ、SoundUDの技術を活用した無人ミニコンビニの実証店舗をオープン

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コロナ下での利用者減少により閉店した売店跡地にオープンする無人ミニコンビニ(撮影:ヤマハ東京事業所)

ヤマハは、ミニストップとともに、ヤマハが開発し、SoundUD推進コンソーシアムが350社団体の会員と共に共通規格化、普及推進をしている「SoundUD」の技術を活用した無人ミニコンビニの実証実験として、実証店舗を7月4日にヤマハ東京事業所内にオープンする。

近年、コンビニエンスストア業界では人手不足の問題が深刻化しており、24時間営業が難しくなってきている。また、働き方改革の一環や、新型コロナウイルスの感染防止策としてテレワークが普及していることから、オフィスなどのマイクロマーケットにおける売店などの維持も難しくなっている。国内外ではさまざまな無人店舗の取り組みも進んでいるが、初期投資が高額になるなど、実際に導入するにはハードルが高い現状もある。

そうした社会情勢の中、この度の取り組みでは、ミニストップが展開する初期費用0円のオフィスコンビニ「ミニストップポケット」に、SoundUDの技術を活用した機能を組み合わせることで、利便性を付加しながらも導入コストを低く抑えた無人ミニコンビニの店舗形態を提案する。

オフィスはもちろん、工場、病院、駅、学校、ホテル、休憩所など、マイクロマーケットと呼ばれる施設内の空き部屋や空きスペースに設置したパーテーション内に、簡単に無人コンビニを展開できるよう、実証店舗の利用状況を分析していく。なお、SoundUDの技術をコンビニに活用するのは今回が初めてとなる。

ミニストップポケットの従来機能であるキャッシュレス決済のほか、SoundUD連携により実施する無人店舗でも活用できる機能として、施錠可能な場所に導入することを念頭に置いたスマートフォンをかざすだけの簡単入店機能(専用アプリ不要。初回入店時のみ画面上で顧客属性を入力)、専用アプリによるシンプルなシステムで、遠隔地からタブレットなどを使って簡単にコントロールできるダウンロード可能な店内BGMおよびアナウンス機能、来店特典付与機能を活用できる。

ヤマハとミニストップは、今回の取り組みを通して「さらなる機能追加やお客さまの利便性向上を図ることで、マイクロマーケットに無人ミニコンビニを設置しやすい環境を整え、各施設の利用者が快適に買い物をできる環境づくりにチャレンジしていきます」と伝えている。

実証店舗概要

店名:ミニストップポケット SoundUD 0号店
所在地:東京都港区高輪2-17-11 ヤマハ東京事業所内
営業時間:24時間365日 ※ビル休館日を除く
※店舗の利用はヤマハのグループ社員およびヤマハ東京事業所訪問客に限る。

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