フェイス、22年4月〜6月期のコンテンツ事業は日本コロムビアにおける販売数の増加などにより増収増益
フェイスは8月12日、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日〜2022年6月30日)を発表した。
同社グループの当第1四半期連結累計期間の業績については、コンテンツ事業の売上が回復したため、売上高は前年同期比3.5%増の35億2,400万円となったが、プラットフォーム事業において携帯電話向けコンテンツ配信の売上が減少したため、営業損失は9,000万円(前年同期は営業損失500万円)、経常損失は4,600万円(前年同期は経常利益8,500万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は8,700万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失100万円)となった。
同社グループは、これまで「コンテンツ事業」「ポイント事業」「レーベル事業」の3セグメントを報告セグメントとしていたが、経営管理上の意思決定や業績区分を見直した結果、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを「プラットフォーム事業」「コンテンツ事業」の2セグメントへ変更した。なお、前第1四半期連結累計期間との比較分析は、変更後のセグメント区分に基づいている。
プラットフォーム事業の業績については、携帯電話向けコンテンツ配信においてキャリア公式サイトサービスの売上減少や、小売業向けポイントシステム運営プラットフォームにおいて既存加盟店向けポイント発行が減少したことにより、売上高は前年同期比23.3%減の5億1,800万円となり、セグメント損失は9,600万円(前年同期はセグメント利益3,900万円)となった。
コンテンツ事業の業績については、エンタテインメント市場における回復の兆しをうけ、日本コロムビアにおける販売数の増加などにより、売上高は前年同期比10.2%増の30億600万円となり、ロケーションビジネスにおいて前年度よりもコロナ禍における営業条件が改善されたため、セグメント利益は前年同期比185.5%増の9,400万円となった。
2023年3月期の連結業績予想は、5月13日公表のものを据え置いた。