Spotify、国内における広告サービスを拡大 デジタル音声広告のさらなる成長を後押し
Spotifyは8月22日、日本国内における広告営業部門とサービスを拡大すると発表した。
今月2名の執行役員 本部長職が広告営業チームに新たに加わったほか、国内の広告代理店パートナーや広告主となるブランドに対するサービスを向上する目的で、今後2年間で広告営業チームの人員を現在の約5倍に増強する。
Spotifyは、デジタル音声広告に対する広告主からの需要の高まりから、今後近い将来に、既に海外で実装・展開されている広告やポッドキャストのソリューションをローカライズし、日本でも拡大するSpotifyユーザーに対し、ブランドが効果的にリーチし成果を生み出せるように支援していくとしている。
Spotifyは世界におけるデジタル音声広告の革新の最前線において、画期的で市場初となるアドテクノロジーを導入してきた。広告主をポッドキャストを楽しむリスナーとプラットフォーム上でスケール感をもってつなぐ音声広告のマーケットプレイス「Spotify Audience Network」や、プランニングからレポート作成、効果測定といった一連のソリューションを提供するポッドキャスト広告テクノロジー「Streaming Ad Insertion」、さらには、特定の市場における音楽とポッドキャストの広告を簡単に購入できるセルフサービス型の広告マネージャー「Spotify Ad Studio」などがこれにあたる。
現在これらはまだ日本で利用できないが、こうしたツールによって広告主は安全な環境でよりターゲティングができるようになり、またより精度の高い効果測定とインサイトを得ることも可能になる。
2018年以降、Spotifyは音楽とポッドキャストの広告収益を3倍に拡大したが、近い将来にはその広告収益は年間100億ユーロを超えると予測している。
今回、執行役員 営業本部長として入社した伊坂英雄氏と立石ジョー氏は、新しくなった国内広告営業チームを率い、Spotifyの広告ソリューションを日本で展開していく。伊坂氏は、米Meta Platformsの日本法人であるFacebook Japanにて複数の業種にわたるFacebookとInstagramの広告営業チームを率いた経験を持ち、立石氏はTwitterやナイキにて広告営業やデジタルビジネスを統括してきた。
なお、2名は、Spotifyのアジア太平洋地域広告営業責任者であるBrad Grealyの直属となる。
スポティファイジャパン 代表取締役 トニー・エリソン氏コメント
我々はテクノロジーによって広告をより効率的で革新的なものに進化させられる可能性がまだまだあると信じており、企業やブランドの皆様がSpotify上のエンゲージメントの高いリスナーにリーチするお手伝いをできることを嬉しく思います。
Spotifyは、日本でも音声によってデジタル広告の変革と拡大をリードする存在として認識いただけているものと自負しています。今後もこれまで以上に市場の拡大に注力して取り組んでまいります。